安里繁信の脳内に切り込む！おしゃべりブログ「しげ脳」

  

安里繁信のしげ脳vol.276「新番組『098TV』始まります」




安里）
4月から「098TV」という番組が始まります！

幸喜）
テレビ番組ですか！
会長が出演されている「素顔のBOSS」に続くテレビ番組ですね！

安里）
はい、素顔のBOSSがおかげさまで好評いただいていて。
様々な業界で活躍されている方を紹介していたんですが、
今度の番組では、プロジェクトの裏側や
関わる人を紹介していくことになりました。
制作スタッフもすごく若いので、
今回しげ脳でもメンバーを紹介させていただきますね。
みなさん、自己紹介をお願いします！


宮城）
ワンダーリュウキュウの宮城ハジメです。

浦崎）
Awichこと浦崎亜希子です。サイファーシティ代表をしています。

山城）
Awichのマネージャーで琉球ラボの山城です。

宮平）
映像担当の宮平しゅういちろう（？）です。

浦崎）
宮平さんはカメラマンもしますが、
番組全体のディレクションもしますし、
プロジェクトのブレーンですね。

安里）
僕は毎度おなじみ安里繁信です。
彼らにご提案いただいて、またテレビ番組に出演することになりました。

幸喜）
面白くなりそうなメンバーですね〜。
ところで「098」ってどういう意味ですか？

浦崎）
沖縄の市外局番なんです！

幸喜）
ああ〜！！なるほど、ある意味で沖縄のアイデンティティですね。
というと番組内容は…？

浦崎）
沖縄で展開されているいろんなプロジェクトにフォーカスして
そのプロセスや携わる人を紹介する内容で、
番組独自の視点で世界や日本、そして沖縄で話題となっている
カルチャーをピックアップする、プロジェクトキュレーション番組です。

幸喜）
プロジェクト…キュレーション？？
キュレーションはどういった意味ですか？

浦崎）
キュレーションは情報を集めてまとめる、というような意味なんです。
海外では展示会をする時にアートキュレーターが関わっていてるんですね。
今回の番組では安里さんにキュレーターとしての役目をしていただいて、
いろんなプロジェクト情報や面白い企画を集めて頂いて
番組内で整理して分かりやすく視聴者にお届けしてもらおうと。

幸喜）
それは日本中動き回っている安里会長だから
持てる視点かもしれないですね、興味深いです。
具体的には県内のいろんなお祭りとかイベントを
企画段階から追いかけるっていうことですか？

宮城）
うん、イベントだけじゃなくて商品開発とか、
プロジェクトなら何でも、
普段フォーカスされないようなものでも
沖縄で実際に動いているものを追いかけたいなと。
だって一般の人って表に出るものには触れられるけど、
裏側を見る機会ってないから
携わってる人たちの思いとか熱意をくみ上げていったら
面白いし、それも沖縄の魅力だと思うんだよね。
そういうものをピックアップして紹介することで
何かの問題を考えるきっかけになったり…
そういうメッセージを発信できたらいいなと思ってます。

幸喜）
いつもプランナーという裏方にいる
宮城さんの想いを番組にぶつけたわけですね（笑）

宮城）
いや、僕の仕事はのぞかれたくないです（笑）

幸喜）
そうですね…（笑）
浦崎さんはそこでどう関わっているんですか？

浦崎）
私はスタジオMCです。安里さんが集めてきた情報を
レポートしてもらって私が吟味する、っていう…
その立場、逆じゃないかって感じですが（笑）
それがまた面白いかなと思います。

安里）
彼女の独特の感性、尖った感性に
僕も大いに刺激を受けられそうでね。楽しみなんです。
格好いい大人像をいっぱい紹介していきたいな。
今までの沖縄のテレビ番組とは
違った視点の番組になると思うんですよね。
僕も参加することになって、ワクワクしっぱなし。
例えば、浦崎みたいな変な人と
僕みたいな凡人がつながることってないんです。
そのアンマッチが面白いことを生み出すんだろうな〜って。

幸喜）
…会長、私から見るとここにいる皆さん変人です（笑）

一同）爆笑

浦崎）
そうですね（笑）

私が思うには、アートの鑑賞能力、
どこが格好いいのか与えられた情報を
鵜呑みにするんじゃなくて
自分で考える力を視聴者、
消費者のみなさんに持ってほしいなという想いから
世界のプロジェクトも紹介していこうと計画してます。

なので番組にはローカルのパートとワールドのパートがあって、
ローカルでは沖縄のプロジェクト、
ワールドではそれに関連したプロジェクトを紹介して
両方で相乗効果が生まれることを狙っています。

幸喜）
いいですね！番組はいつからスタートですか？

安里）
4月からを予定しています。
そこでぜひお願いしたいのが、周りで面白いことを始めてる方や
新しいことを始めようとしてる方がいたら、
情報として教えてほしいんです。
普段はあまりマスコミが取り上げないようなもの、
僕らが共感できるようなことを取り上げていきたい。

幸喜）
お祭りでも商品開発でも、なんでもいいんですよね。

安里）
地域興しでもしいし。
それだけじゃなくて、面白い人がいるとか、
素敵な取り組みをしてて周りで共感する仲間が集まっているとか…
そういう情報があれば、ぜひ教えてください。

浦崎）
ワクワクして追いかけられることを探しています。

安里）
とにかく4月からスタートです！
番組情報はまた、このブログでお知らせしていきます。
僕もＭＣの一人として面白い情報をお届けできるようがんばりますので
楽しみにしていただけたらと思います。

一同）よろしくお願いいたします！





  

安里繁信のしげ脳vol.275「風雲児としての生き方（後半）」


社会にアンチテーゼを打ち立てることが自分の存在意義と語った前半、
後半は今の若い方に向けてのお話へ移行します。
記事は、「反骨心のある後輩にまだ出会っていない」というところから。

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幸喜）
今は安里繁信という存在が認知されすぎて
反骨できないかもしれませんね。
「違うよ安里さん！」とは言いにくい。

安里）
「違うよ安里さん！」でもいいし、
僕のしてることに共感してくれるなら
「一緒にやりましょう」でもいいし。
一緒に沖縄を良くしましょう、とか、
こんな国にしたいよね、とか、海きれいにしたいよな、とか。
今までの延長線で嘆いたりぼやいたり愚痴ったり、
そういうことでは解決しなかったんだから、
じゃあ解決できるよう動こうよっていう生き方が僕にはあってる。
社会の中でも常にアンチテーゼを持って
そこから道を切り開いてより良くしていくっていうのが
僕が風雲児とか異端児って言われてきたことの原点にある気がする。


幸喜）
会長が思うかっこいい風雲児っていますか？

安里）
共感する方は様々いらっしゃいますが、
う〜ん…孫正義さんかな。
メディアの在り方を変える姿が。
教育委員会制度ってこうだよね、とか
行政の外郭団体ってこうだよね、とか
社長が言ってるからしょうがないよね、とか
そういうのがつまんなくて。僕はそこにはいられない。

幸喜）
でもそうやって成り立ってるものってすごく多いですよね。

安里）
全部を否定してるわけじゃないんだよね。
だから社会が過剰な変化がなく
無難に回ってることは否定してないんですよ。

だけど、そこに僕がいる意味が
あるかっていうと、ないんです。


幸喜）
以前に教育委員会をされてましたが、あれはどうでした？

安里）
あれも第三者目線でありとあらゆる方々の意見を取り入れる
っていってるんだけど、やっぱり
既得権益にがんじがらめになっていますよね。

幸喜）
へええええ〜！！！

安里）
そこに選ばれる委員も互選することになってるけど
PTAから一人、というふうに枠は決まっちゃってるからね。
議論の余地はないんだよ。

幸喜）
なるほど、そこで必要とされてるのは
「第三者から意見を聞いた」という建前ですね。
会長は在任中にそれを変えようとしたんですか？

安里）
僕は、議論した。
事前の打ち合わせでは意見を言わずに、
マスコミの方も入っている本番で議論したんですよ。

幸喜）
うわっ！さすが風雲児（笑）！

安里）
だからパッと終わるはずの場が
3倍、4倍の時間かかるんですよ。

幸喜）
意見の擦り合わせで終わらせたい方にとっては
面倒くさくてしょうがないでしょうね〜。

安里）
誰だよ委員会にこいつ入れたの、と思うでしょうね。
でもね、それが必要ないなら僕の居場所じゃないんだよ。
嫌なら委員会に呼ぶなよ、と思うわけです。
だからこれまで自分の存在を考えてきた結論は、
やっぱり「アンチテーゼ」なんだよな。
単に批判じゃないよ。より良く変えていく、
っていうのが自分のモチベーション。

幸喜）
そういう風雲児に会わないとおっしゃってましたが、
今の若者にアドバイスはありますか？

安里）
結論から言うと、
このままじゃ社会は
もたないよ、っていうことです。
国ももたないですよ、って。
だから…意思を持とうよ。


幸喜）
意思を持ってないように感じますか？

安里）
うん…意思が伝わってこないよね。

幸喜）
意思を持つ…それは単に目立つとか、
そういうことではないですよね。
あなたはどう思うの、ということですね。

安里）
うん、そういう意思を持ってほしいね。

幸喜）
会長が若い時にやっていたような行動で
まねしやすいものってありますか？
今みんな、安里会長にあっただけで緊張しちゃって
挨拶するだけで精一杯だと思うんです。
そういう方は会長にどう意思を投げかけたらいいですか？
会長を「おっ」と思わせる行動はあるんでしょうか。

安里）
いや、もうね、

「ごめんなさい」と「ありがとう」が言えたら
何も怖くないと思う。

だって、怒られたら謝ればいいんだもん。

幸喜）
確かにそうですね！
死にはしないですからね。
会長は生意気な若造の頃から
その二つの言葉を活用してたんですか？

安里）
だって…謝ればいいやと思ってたからね
特に若気の至りってあるけど、
何かあったら謝りゃいいですから。

幸喜）
いっぱい謝ってきたんですか？

安里）
いっぱい謝ったし、いっぱいありがとうも言ったし。
この二つの魔法の言葉を持ってれば
世の中生きていけるぜ。

幸喜）
素直さが大事ですね。

安里）
素直っていうより行動力ですよ。
一歩踏み出す勇気が
自分をつくっていくんじゃないですか。


幸喜）
勉強になります。

安里）
そんな勇気のある若者と一緒に
僕も若者の一員にしてもらって
何か新しいことを仕掛けていきたいと思ってますので
どうぞよろしくお願いします。

幸喜）
そういう方に出会えたら報告お願いします。
私も楽しみにしています！