プロフィール
安里繁信
安里繁信
グループのシンバネットワークを束ねるシンバホールディングス会長。(社)日本青年会議所 会頭、(財)沖縄観光コンベンションビューロー会長などを経て(社)沖縄公共政策研究所を設立。さまざまな活動を通して沖縄の魅力を全国に発信中。好きな食べものはタコライス。

【趣味】マリンレジャー
【血液型】A型
【座右の銘】知行合一
【尊敬する人物】牛尾 治朗
【好きな俳優】藤原 紀香
【好きな食べ物】タコライス、カフェラテ

facebookやTwitter、Instagramもやっておりますので、宜しくお願いします!


[ライター紹介]

幸喜 朝子

またの名をブエコ。沖縄のチキンの丸焼き専門店ブエノチキン浦添2代目にして、広告コピーライター。安里繁信の思考を読み解くべく2008年インタビュー形式のブログ「しげ脳」をスタート。


  渡嘉敷・田中・松田

シンバホールディングス㈱秘書室・広報メンバーによる安里の脳内調査を開始(2021年~新生しげ脳)
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Posted by TI-DA at

2018年02月26日

安里繁信のしげ脳vol.345「「若者たちよ、竹原ピストルを聴け!」

しげ脳vol.341よりインタビュー編集担当の幸喜朝子出産の為、しばらくの間、ライター普天間伊織が代打取材中!

安里繁信のしげ脳vol.345「「若者たちよ、竹原ピストルを聴け!」


普天間)前回は還暦世代の先輩がたの話が中心でしたので、
今回は二十代~三十代の若い起業家の話をお聞きしたいと思います。

安里)珍しくきっちりしたインタビューだね(笑)。

普天間)わたしもいまや若手ではないですから(キリッ)。
安里さんといえば若者のフォロワーも多いですよね。
学生のイベントにもよく足を運ぶのはなぜですか?

安里)それは単純に楽しいからだよね。
若い経営者や学生の考えていることや
やろうとしていることを知るのは最高に刺激的だよ。

普天間)具体的にはどういうところに興味をそそられるんですか?

安里)そうだな。これまでの『○○業』という常識にとらわれず、
新しい仕事にトライしている若者が多いなと感じている。
彼らがやろうとしているのは『0→1』の世界だろ。
志そのものは変わらないにしても、マーケットは大きく変わっている。
SNSの登場で個と個が直接つながれるようになったよね。
古いコミュニティの崩壊といってもいい。

普天間)20年、30年前には今のような
ネットや仮想通貨、AIの世界なんて想像できなかったでしょうしね。

安里)社会が作り出した常識や制度も、
時間の経過とともに壊れて新しいものになっていくんだよ。

ネットだけでなく、労働という概念やライフスタイル、
情報の入手方法や発信のプロセス、夫婦間の絆、親子関係……
すべてが変化し、進化していくんだ。

普天間)国内でももちろんそうですけど、
世界的にいえばさらに変化の波は激しいですよね。

安里)グローバリゼーションの流れは止まらないからね。

世界中が変化していこうというなか、日本はどうしても閉鎖的になってしまうんだよね。
日本独自の常識や民族意識があって、それはアイデンティティとしていい面もあるけど
ときには進化の邪魔になってしまうこともある。


高度成長期の記憶にあぐらをかいて
『おれたちは間違っていない』という凝り固まった意識ではいけない。

今の若者には日本だけにとどまらず
国際的なトレンドにアンテナを張ってほしいと思うな。
若いうちに旅へ出て世界を見ることも大事だよね。

普天間)わたしも今になって若いうちに海外でいろんな経験を
得ることもよかったなと思うことありますね。
若手起業家や学生からアドバイスを求められることも多いんじゃないですか?

安里)アドバイスすべきことは実はあまりないんだよね。
すくなくとも、ぼくらの経験談や苦労話なんていうのは、あくまでも参考程度に過ぎない。
未来に向けた思考回路を持っているからね。

もちろん、ぼくたちよりさらに上の先輩がたがこれまでに築いてきた
歴史を理解し、リスペクトしたうえでだろうけど。

普天間)そこをなんとか(笑)。わたしも聞きたいので。

安里)そうだなあ。ひとついえるのは、『思考を停めないこと』。
思考が停まれば成長も止まる。

『悟り世代』なんて言葉もあるけど、悟ってしまったらだめだよ。
『人生はこんなもんだ』、『社会はこうだ』、『仕事はこうだ』なんて
知った気になっていると毎日がつまらなくなるよな。


普天間)若者だけにいえることじゃないかもしれませんね。

安里)そう。ぼくだってそうだよ。常に青春、常に成長。
自分の限界を自分で作りたくないんだ。常に挑戦し続けたい。

普天間)安里さんはとくに新しいツールやカルチャーにも敏感ですもんね。
ちなみに、最近話題の仮想通貨には関心ないんですか?

安里)仮想通貨はどちらかというと外から眺めている感じかな。
トラック運転手からスタートしていることもあって
ぼくはいわゆる『楽して儲ける』ということにはあまり興味がないんだよね。
できるだけ動かず効率的に儲けることよりも、額に汗して金を稼ぐことをよしとしている。
そういう昔ながらの考え方も持ってるんだ。

普天間)へえー!ちょっと意外です。

安里)竹原ピストルとかすごい好き(笑)。
あの素朴で飾り気のないひとが紅白の大舞台で感情剥き出しに歌って
日本中を感動させるって、最高じゃないか。

美人やエリート、芸能人やスポーツ選手じゃなくても、
みんながそれぞれに一生懸命頑張っている。
そのことを思い出させてもらえた気がする。


普天間)そういわれてみれば、今の安里さんのお話聞いて、
竹原ピストルさんの歌詞に通ずるものがあるなと思いましたね。
いくつになってもあきらめずに自分の道を突き進めば光があたるということを体現されてもいますよね。

安里)うん。ぼくらの世代にも突き刺さるけど、若いひとにも聴いてほしいよね。

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Posted by 安里繁信 at 15:51Comments(0)しげ脳(対談形式)

2018年02月10日

安里繁信のしげ脳vol.344「超高齢化社会の今、『老い』を考える」

しげ脳vol.341よりインタビュー編集担当の幸喜朝子出産の為、しばらくの間、ライター普天間伊織が代打取材中!

安里繁信のしげ脳vol.344「「超高齢化社会の今、『老い』を考える」



普天間)ふー……

安里)どうした。疲れてるな。

普天間)あ、すみません。
プロデュースしている舞台の本番がもうすぐでして、毎日深夜まで稽古なもんですから。

安里)今回はどんなテーマを選んだんだ?

普天間)介護問題です。認知症の母親と息子のお話です。

安里)なるほど。介護離職や孤独死の問題も取りざたされているからね。

普天間)はい。難しいテーマです。

安里)超高齢化社会といわれる今、当事者だけの問題では決してないよな。
年齢を重ねても安心して暮らせる社会を作るために
責任論だけで終わらせてはいけないとぼくも思うよ。

戦前・戦後の厳しい時代を先輩たちがたくましく生き抜き
築き上げてきた「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の力を
ベースに僕らの今があるというのは事実だよ。

生きてきた時代が違うからといって壁を作るのではなく、
現役のぼくら世代がしっかり向き合っていかないと。
そのためには、先輩方が経験した時代的な背景をもっと理解する努力が必要だよ。


普天間)本当に、感謝と尊敬の気持ちを忘れちゃいけないですね。

安里)国全体としても高齢者雇用促進に力を入れているしね。

普天間)2013年から希望者に対する65歳までの雇用延長が企業に義務付けられ、
70歳以上まで働ける企業の割合が2017年に22.6%と
比較できる2009年以降で最高になっていますね。
60歳で定年退職という常識がなくなりつつありますよね。

安里)勘違いしてはいけないのは、企業側が「雇ってやっている」んじゃないってこと。
少子化が進んで、労働力の低下が問題になっている今、
先輩たちに頭を下げて力を貸してもらわないといけないんだ。

地球の人口がどんどん増えていくいっぽうで、日本ではどんどん若者が減っていく。
かつてこの国が経験してこなかった危機が今まさに起きているんだよ。


政権が「女性が輝く日本」をつくると謳っている背景にも、そんな国内事情が見え隠れするね。

普天間)これまで一生懸命働いてきたひとたちにさらに負担をかけると考えると
すこし申し訳ないような気もしますけどね。

安里)そうだね。ただ、適度な社会参加は認知症をはじめとする病気の予防にもなると思う。
社会参加と介護予防効果の関係について
スポーツ関係・ボランティア・趣味関係のグループ等への社会参加の割合が高い地域ほど
認知症やうつのリスクが低い傾向が見られると厚生労働省が発表しているしね。

普天間)現役時代バリバリ働いていたひとほど、引退した後に突然元気がなくなったりしますよね。

安里)生活スタイルの大きな変化にうまく適応するのは難しいだろうね。
ぼくらはいつも明日のことを考えて生きている。
明日はこれをしよう、来週はあれをしよう、1年後、10年後にはこうなりたいというふうにね。
目標を失って社会に居場所が見つけられなくなると、一気に老いていく気がする。

日常のなかで「社会の主人公」になれること、好きなことをやるのもいいし、
誰かに何かを求められている自分でもいい。自分の居場所があることが大事なんだ。

認知症をはじめとする病と向き合って、患者さんに寄り添うことはもちろん、
予防策として、社会全体が取り組むべきことだと思う。


普天間)安里さんは自身の老後についてどんなプランを持っているんですか?

安里)そうだなあ……ぼくは今のことしか考えてないよ。

普天間)またそうやってはぐらかすんだから!
終活のことなんか考えないんですか?
もちろん、まだお若いですけど。

安里)うーん、具体的には考えていないなあ。

普天間)そうなんですね。意外です。
お葬式の花の種類まで決めているひともいるというに。

安里)自分のことについては全然こだわりない(笑)。なんでもいいよ。

普天間)盛大なお葬式しましょうよ!外タレとか招んで!

安里)ひとの葬式を夏フェスみたいにするな(笑)。
まあ、しかし、ぼくらも次の世代にバトンをつないでいくことは考えないといけないからね。
先輩たちが築いてきた基礎をさらに固めて未来へ残していかないと。

普天間)それじゃあ次回は次代を担う若者たちの話にしましょうか。

安里)うん、そうしよう。舞台も観に行かせてもらうよ。

普天間)はい!頑張ります!


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Posted by 安里繁信 at 19:20Comments(0)しげ脳(対談形式)