安里繁信のしげ脳vol.309「贈り物の極意」

安里繁信

2016年04月21日 17:29

安里繁信のしげ脳vol.309「贈り物の極意」

しげ脳vol.287よりインタビュー編集担当の幸喜朝子の出産の為、
しばらくの間、夫・浅野太輝が代打取材中!
「いっしょに考える塾 アサノジュク」を運営する28才、
駆け出し経営者としての目線で安里会長の脳内に迫ります!




娘さんからのプレゼントがやっぱり一番!?


淺野)
今日は僕の実家の神戸のお土産をお持ちしたのですが、
奥さんから「安里会長はお土産や贈り物にも一過言ある」と聞きました。
なので安里流、贈り物の極意があれば教えていただきたいなと。
僕は僕が食べたいお菓子を持ってきましたが(笑)

安里)
そうですか(笑)

淺野)
僕の奥さんが前に取材した内容によると、
取引先の方のご家族の誕生日を調べて贈り物をされたこともあるとか。
本当ですか?

安里)
うん、それで喜んでくださると思ってやったこともありますよ!

僕が贈り物という考え方に
一番衝撃を受けたのがね、
琉球放送の小禄邦男さんなんです。


僕の奥さんが結婚前に小禄さんの秘書をしていて、
その時に聞いた話を「なるほど!」と感銘して
それから参考にさせて頂いています。

浅野)
へぇ~!興味深いです!

安里)
小禄さんは琉球放送の代表取締役最高顧問で
パワフルな大先輩なんですが、
秘書室や役員室の方に一万円を渡して
お土産を買ってくるよう頼むとするじゃないですか。
その時におっしゃるのが、ありきたりのものを買ってくるんじゃなくて
同じ一万円でどれだけ喜んでもらえるかをとことん考えなさいと。
例えば限定で1つだけ作ってもらうとか、誰も知らない究極の物、とか。

浅野)
これは難しいですね~!!

安里)
うん。単にお土産を上げるというだけなら何でもいいんですが

この人が何が好きで、
この人が喜ぶものは何かと本気で考えたら
1万円が10万円、20万円の価値になる、と。


それを聞かされた時に「確かに!」と思ったんです。

浅野)
これ、仕事と一緒ですね!

安里)
うん、一緒ですよ!
接待にしても、みんなが行くような
高級なご飯屋さんはつまらないかもしれない。
それよりも小さくても誰も知らないような
お店に案内できると記憶に残るんですよ。
だから小禄さんと何度か食事をご一緒させて頂いたんですが
「那覇にこんなお店があるの!?」
っていうような所に連れて行っていただいて。
やっぱりそのことは忘れないよね。
そうやって一つ一つに生きたお金を使って
価値を最大化していきなさいという教えに感銘を受けて、
我が社も見よう見まねですが参考にさせて頂いてます。

浅野)
大事ですね~。

それなら今、
藤原紀香さんの結婚祝い、
会長なら何を贈りますか。


安里)
大ファンの藤原紀香さんの結婚で僕は傷ついていますから・・

逆に僕が贈り物を頂きたい。

浅野)
オロナインでも差し上げます(笑)

安里)
絆創膏も一緒にお願いします(笑)
そういえば最近、僕の友人の誕生パーティーがあって
何をあげようか悩んだんですが、僕と同じ年の女性の方なので
ホテルのエステ券を差し上げたんです。
もういいものを知ってる年齢ですしね、
上質なものを差し上げたいじゃないですか。
そしたらね、その時にいた吉本の芸人の宮川たま子はね、
水中メガネをあげていました(笑)

浅野)
えっ・・なぜですか?

安里)
わからんけど、
水中メガネかけて写真撮りたかったとか言ってました(笑)
あれをお洒落なバーでの誕生会に持ち込めるっていうのは
さすが芸人さんは役割を分かってますよね~!

浅野)
そうですね、キャラクターも大事ですね!

安里)
そうそう、自分が届けて価値があるものを贈るのが大事だね。

浅野)
あと、最近、知人のお子さんが春休みに買い物とか
子守を手伝ってくれたのでお習字セットをプレゼントしたんですが
本人もお母さんもすごく喜んでくれて、
使ってるところを写真撮って見せてくれたんですね。
それも僕としては嬉しくて、受け取る方の受け取り方も大事だなと感じました。

安里)
そうだね、受け取る方も、
どんな思いを込めてくれてるのかなって考えると
きっと自分があげる立場になった時に
相手を思いやって贈ることができるよね。


人間社会の中において、贈り物を届けることは
いろんな場面で出てくるから大切にしたいですね。

浅野)
僕も苦手なんですが、考え抜きます!


【インタビュー後記】
日々、たくさんの贈り物を贈ったり贈られたりするであろう安里会長。
それなのに、ここまで思いを持ってらっしゃることに驚きました。
僕も見習って、奥さんと娘に素敵なものでも贈ろうと思います!






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