しげ脳vol.4「シンバネットワーク会議から見えたもの」

安里繁信

2021年10月08日 16:24


金城)

それではさっそく、しげ脳インタビューをさせて頂きます(初めてなので緊張する~()

実は私オフィスワークが初めてで、会議って叱咤激励し尻をたたくようなイメージがあったのですが、初めて毎週行われているシンバネットワークの会議を拝見した時、皆さん穏やかな雰囲気で会議されているのがとても印象的でした!

どうしてですか?何か心がけていることはありますか?

 

安里)

シンバネットワークの会議では、我々経営サイドが、執行を任せている方々の週間の報告を承るって感じなんですね。

主体は皆さんに持って頂き、自分たちの今週・今月の取り組み等を、まず報告してもらっています。

今期の計画を作る前段階の予算会議があって、計画を作り、4月から予算が確定して年度が走っていく。

予算の枠を前提に、彼らが先頭きって走っていかなきゃいけないので、主体性をもってやってもらうしかないかなぁと思っています。僕たち経営陣が主体じゃない、だから穏やかに見えたのかなぁ?

 

金城)

社員の皆さんに失礼を承知で、聞かせて頂きますが・・・

代表は、例えば自分でやった方が早い・・・とか、もどかしい気持ちにはならないんですか?

 

安里)

あるよ。つい先ほどもそうだったけど。(社内会議に参加後、インタビューに応えてくれました。)

もどかしさもあるけれど、だからまぁ・・・葛藤はあるよね。

僕がいつまでも会社にいるとは限らないし、僕が病気になって1週間・1カ月出社できないって事も考えられるわけでしょ。

そうなった時に、主体が彼らになかったら、たぶん機能しなくなると思う。

 

金城)(深く頷く)

では、その主体となる社員の育成について、気を付けていることはありますか?

 

安里)

僕は人間が人間を、教育するって不可能だと思っているんです。

社員教育という名のもとに、教育をするというけれども、みんな人格を持っておられるし、生まれ育った環境も違うし、生活の仕方も違っているじゃない。

軍隊的に宗教的に、まとめようと思えばまとめられるだろうけれども、生きた組織を作っていくにあたっては、基本的に育てるって感覚よりも、どれだけ考える機会を多く提供できるかだと思っているわけ。

エチケット・マナー・モラルなんかは教えられるけど、それ以外のことで人を育てるってとても難しいから、どうやったら皆が考えて行動に移せるかっていう、その環境を作るのが会社や組織の役割だと思う。

子育てって難しいでしょ?

子供たちの環境をどう作ってあげるかが親の役割で、会社・組織も似たようなもんでさ、僕の仕事ってのは、そんなところにあるんじゃないかなと思っているけどね。

 

金城)

なるほど。考えるきっかけを皆さんに与えて、代表がまとめる!!って感覚ではないんですか?

 

安里)

まとめるって言うよりも、責任は僕がとりますって言ってるだけの話。

 

金城)

責任・・・?責任を取るって事に関して、不安に思ったり恐怖心はないんですか?

 

安里)

・・・0では無いけど、じゃあ子供の責任を親は放棄しますか?

 

金城)

しません!!

 

安里)

一緒です!!(キッパリ)

責任って言うのは、逃げられるものではない。常に覚悟を持って臨んでいますし、社員と向き合っているつもりです。

 

金城)

コンベンションビューローの会長・青年会議所の会頭に就任された経験をお持ちですが、組織のトップに立って責任を担う時、嫌だなと思った事はないんですか?

 

安里)

無い!!(キッパリ)

 

金城)

へーーー???(驚)

 

安里)

ただ、誰かの代わりだったらやらない!!

この時期に、僕がやらなきゃいかんなって使命感があって、僕でなければならない理由がそこに存在すればやる!!

僕って、乱世の男なんですよ。

世の中が荒れている時には、ワクワクする。

平治の時には、僕みたいなリーダーはあまり向かない。

波が穏やかで、世の中も安定していて、その安定を引き継いでくれっていう事であれば、僕じゃない。

壊すとか、変えるとか、新しいものを作るとか、何か求められている時には、僕みたいなリーダーは結構活きてくるんじゃないかなぁと思う。

 

金城)

目標に達した時、やりがいって感じたりしますか?

安里)

やりきったら、やりきったーーって感じはするね。

不完全燃焼のまま、終わりたくないから、やるって決めたらやりますね。

 

金城)

いつも冷静な代表にも、感情があったんですね?()

今回のしげ脳取材を通して、社員の自分が言うと他人事みたいですが()・・・自ら考え行動ができる環境を与えてくれる素晴らしい会社だなと感じました!!

取材させて頂きありがとうございました


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