プロフィール
安里繁信
安里繁信
グループのシンバネットワークを束ねるシンバホールディングス会長。(社)日本青年会議所 会頭、(財)沖縄観光コンベンションビューロー会長などを経て(社)沖縄公共政策研究所を設立。さまざまな活動を通して沖縄の魅力を全国に発信中。好きな食べものはタコライス。

【趣味】マリンレジャー
【血液型】A型
【座右の銘】知行合一
【尊敬する人物】牛尾 治朗
【好きな俳優】藤原 紀香
【好きな食べ物】タコライス、カフェラテ

facebookやTwitter、Instagramもやっておりますので、宜しくお願いします!


[ライター紹介]

幸喜 朝子

またの名をブエコ。沖縄のチキンの丸焼き専門店ブエノチキン浦添2代目にして、広告コピーライター。安里繁信の思考を読み解くべく2008年インタビュー形式のブログ「しげ脳」をスタート。


  渡嘉敷・田中・松田

シンバホールディングス㈱秘書室・広報メンバーによる安里の脳内調査を開始(2021年~新生しげ脳)
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Posted by TI-DA at

2015年11月25日

安里繁信のしげ脳vol.292 「講演は”生き様”を伝えるライブなんです。」

しげ脳vol.287よりインタビュー編集担当の幸喜朝子の出産の為、
しばらくの間、夫・浅野太輝が代打取材中!
「いっしょに考える塾 アサノジュク」を運営する28才、
駆け出し経営者としての目線で安里会長の脳内に迫ります!




浅野)
日々安里会長のfacebookを拝見していると、
講演で全国を飛び回ってらっしゃいますよね。
安里会長はどんなテーマで講演されることが多いのですか?
先日は「生き様」というテーマでしたね。


安里)
う~ん…なんでも!
僕はね、講演の準備をほとんどしないんですよ。
何を話すのかも当日まで知らないことが多いですし。


浅野)
えっ!?テーマを知らないまま挑むんですか!?


安里)
そう。だって先に聞いてもどうせ忘れるんだよ(笑)
とりあえず日程は押さえておいて、
会場に行って打ち合わせの時に聞くね。


浅野)
すごい!原稿どころか、箇条書きのメモもないんですか!


安里)
ないよ~。
だからね、安全保障の話でも教育基本法でも、
地元の町づくりの話でも、
経済活性化でもエネルギー問題でも、
期待されたテーマにできる限り応えられる様に、
自分の考えを研ぎ澄まして軸を持っておかないとね


浅野)
それは一つに、生き様という軸があるから出来るんですか?


安里)
うん、まず僕”安里繁信”という軸があって、
その上に見聞きして学んできて出した僕なりの答えがあるわけでしょ。
講演では、その答えをお伝えしているだけなんですね。


浅野)
僕が以前読んだ本の中で野球の野村克也監督は
「野球のことしか話せない」とおっしゃっていました。
野村克也から野球を引いたら何もない、からだと。
それとは反対のお話ですね。
安里会長はいろんなテーマに応えられるように、
普段からたくさんの引き出しを準備されているんですね。


安里)
僕の場合は、「僕」という軸に沿って生きてきた結果
蓄積されてきた、ということかな。
こんな僕が考える安全保障はこう、
僕が考える教育はこう、
という話ができるということですね。
僕が見て聞いて感じた事実にこだわっているんです。


浅野)
と、いうことは会長の考えを投げかけて、
あなたはどう感じますか?
と、考えるきっかけを与えているということですか?


安里)
そうだね。正解とか間違いではないんだよね。
だからフランクに話せるし、前準備がいらないから
これだけの本数こなせるのかもしれない。

実は幼いころ、うちの親父が結婚式の来賓祝辞を頼まれたりして
3日ぐらい前から部屋にこもって原稿を書いてるところを見てきたんだよ(笑)
その時は「人前で話す事って、大変なことだ。」と思ってたけど、
僕は全く準備がいらないタイプだから、今では大変とは思わないですね。


浅野)
そうはいってもさすがに、
初めての講演では準備されたと思いますが…
初めての講演は覚えてますか?


安里)
覚えてる!あれは22才の時、母校でね。
テーマは「更正した少年」。(笑)


浅野)
爆笑


安里)
その反響が大きかったので(笑)
沖縄県のPTA連合会の総会か何かにも招いていただいて、
そこでもまた言いたい放題したもんだからやっぱり評判がよくて(笑)
月に2回ぐらいずつ、県内のいろんな学校を回りましたね。
それが28才ごろまで続いたかなぁ。成人式にも呼ばれたりね。


浅野)
それは、(株)あんしんでトラック運転手をされていた頃ですよね。


安里)
そうそう。
その頃は更正した話が中心で、
僕でもここまでやれた、っていう勇気を与える内容でしたね。


浅野)
母校の生徒さんは衝撃を受けたでしょうね。


安里)
うん、人とはちょっと違う道を歩いてる僕がこうなるんですから、
面白いですよ、人生。


浅野)
学生時代の赤いズボンにサングラスの写真、拝見しました。
当時からだいぶ人とは違ってますよね(笑)


安里)
なめてるよなぁ(笑)


浅野)
いや、かっこいいです!
でも、その頃はさすがに原稿を作ってましたか?


安里)
初めての時は主催側に箇条書きでまとめなさい、って言われたから
用意しておいたのは覚えてますね、起承転結で。


浅野)
それで講演をしてみて、原稿はいらないと思ったんですか?


安里)
講演って、ライブなんですよ。



例えばアーティストさんでも、
50人の会場と1万人の会場では
テンションのあげ方が違うと思うんですよね。
講演も一緒で、10名の前で話すトーンと
1万人の前で話すトーンは全く違うんですよ。
その臨場感、空気感を感じないと
つかみが上手くいかないんだよね。


浅野)
なるほど!事前に用意してしまうと、つかみにくくなってしまうんですね。


安里)
そう。一方通行で自己満足になっちゃう。
今日はバラードでいこう、今日はアップテンポでいこうと
その場の客層を見て決めるんです。


浅野)
準備し過ぎずに、その時の客層にあわせて
感じたことをストレートにお話されるんですね!
それはやっぱり、何事もしっかり
ご自身で考えて答えを出してきたからできることだと感じます。
まさに講演に「生き様」が現れるんですね。


安里)
そうなのかもしれないねぇ。
実は、僕の生き様ってなんだろうと、最近、総括したんです。
友人に言われて気付いたんですが、
「安里繁信とは何者か?」という答え、
それは「アンチテーゼ」なんです。
46年間生きてきて分かった僕の方向性。


浅野)
アンチテーゼ…反骨心ですか。
負けず嫌いということでしょうか?


安里)
というより、課題解決っていうのかな。
「このままじゃだめだよね」っていうところから、
活路を見いだしていくというか。
このままでいいや、っていうままでは生きられないんです。(笑)
それで「このままじゃだめ」な箇所を変えた後は
以前にも言ったように、僕はみんなにそれぞれの役割があると思ってるから、
その場所を守ってくる人に任せて、
僕は新しい課題解決へ向かうんだよね。
大変だよな(笑)


参照:安里繁信のしげ脳vol.291
「安里会長は鉄の身体を持っている!?」
http://shigenou.ti-da.net/e8136916.html



浅野)
本当に大変な役割だと思います(笑)
課題を解決するまでが安里会長の役割で、
その先は別の方にバトンをパスして次に向かっていくんですね。


安里)
そう。狩猟民族なんでしょうね、
立ち向かうものがないと生きられない。
だから前提は「このままじゃダメだよね、変えていこう。」
というところなんです。


浅野)
革命家ですね!男として憧れます!


安里)
だから乱れれば乱れるほど、
乱世ほどわくわくするんですよ(笑)
それを安定させて守っていく役目の人はまた別にいるので、
僕は切り込み隊長として、
新しい価値が見える方へ行く。


浅野)
そして、開拓したからといってそこに居座るのではなく、
また次の乱れてる方へ走っていくんですね。
それを続けていって…いつ落ち着くんでしょうか!?


安里)
いつか落ち着くのかなぁ~!?(笑)
恋愛でもさ、超カワイイ子がいて口説いたとするじゃない。
でも、口説けちゃったら面白くないんだよ。


浅野)
それはひどい話ですね!(笑)


安里)
そうだよ、家族は別次元だからね!
結論として、講演も事業も、
誰かの真似ではなく僕の存在価値と生きる道を模索して、
僕でしかできないことを伝えていきたいです。


浅野)
僕もアサノジュクの生徒らに話す時の参考にさせていただきます。
ありがとうございます!


【インタビュー後記】

まさか一切の筋書きがなくお話されていたとは驚きでした!
そして、はじめての講演が「更正した少年」という
テーマだったことも、さすが安里会長と思わせる逸話ですね!
僕もアサノジュクの教室で生徒やご家族の方にお話するときは、
思いのままに、その場が求めるもの、
ライブのように話してみようと思います。

いや、やっぱり箇条書きぐらいは準備しておこうかな!(笑)




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Posted by 安里繁信 at 16:49Comments(0)しげ脳(対談形式)

2015年11月17日

安里繁信のしげ脳vol.291 「安里会長は鉄の身体を持っている!?」

しげ脳vol.287よりインタビュー編集担当の幸喜朝子の出産の為、
しばらくの間、夫・浅野太輝が代打取材中!
「いっしょに考える塾 アサノジュク」を運営する28才、
駆け出し経営者としての目線で安里会長の脳内に迫ります!







浅野)
今日は「安里繁信 鉄人説」に迫りたいんですが。


安里)
はい、どうぞ(笑)

浅野)
安里会長は沖縄県内だけじゃなく日本全国飛び回られていて、
いつも凄いパフォーマンスを発揮されておられますよね。
安里繁信は2人か3人いるんじゃないかと思ってしまうぐらい(笑)
まるで鉄人のようで、普通の人とは違うと感じます。
その源はなんなのかなと伺いたくて。


安里)
いやいや、僕なんて超普通ですよ。


浅野)
そんなぁ!きっと寝なくても動けるんじゃないですか!?
そう思ってる方は多い気がします。


安里)
さすがに僕も寝ないと生きていけないよ(笑)
5、6時間は寝てるかなぁ。
ただ、ちゃんと与えられた24時間に優先順位をつけて、
精一杯生きているだけですよ。
中でも一番大切にしなくちゃいけないことは
「今、これに時間を使うべきだよね。」という感覚だね。


浅野)
時間に対する価値をすごく大切にされてるんですね。


安里)
あともう一つ大切なことは、
ずっと沖縄にはいないこと


浅野)
えっ、どういう意味ですか?


安里)
ずっと沖縄にいると、俯瞰(ふかん)から物事が見えなくなるんだよ。
沖縄だけじゃなくて、自分自身もね。
沖縄を離れると、冷静に物事を考えられる。


浅野)
文化や気候の違いに触れることが大切なんですか?


安里)
そうだね。それに加えてどれだけ今の沖縄が
恵まれているのかを再確認できるんだよ。
地方に行くと走る車も少なかったり人も歩いていなかったり、
地域の活力が低いところも多い。
それを目の当たりにすると
「やっぱり沖縄の活力ってすごいな!」って
思い出すことが出来るし、
チャンスがこんなにも広がっていることを再確認できる。
だから、移動に時間が掛かっても
その分心がものすごく豊かになる。
例えば、家にずっといると
些細なことに腹が立つことがあるじゃない。
「誰がコップ置きっぱなしにしたんだよ!」みたいな(笑)
でも、外に出るとそんなことは些細なことで
「あ、自分で片付ければいいんだな。」って思えるでしょ。


浅野)
その例えはものすごく分かりやすいですね〜。
安里会長が日本全国を飛び回ることには
沖縄の優位性を再確認する効果もあったんですね。


安里)
だからね、あえて「忙しいな」と思う時期には
ポンっと沖縄の外に飛び出した方がいいんだよね。


浅野)
僕も沖縄の外に行ってみたくなりました。
実は、僕はふと地方の田舎で暮らしたい気持ちが湧くこともあるんです。
やんばるで畑しながら塾できないかなぁ、とか。
安里会長もそんなことを思うことはありますか?


安里)
そう思う瞬間もあるんだけど、
そうすると今の僕の場合、
社会との関係が薄くなくなっちゃうかもしれない。
例えば歌を唄うとしても、聞いてくれる人がいてこそ響くでしょ。
誰に届けたいか?
届けたい人、場所が目の前にあるかどうか?
自分は誰と向き合っていくのか?
自分が向き合うべき社会はどこなのか?

そうやって葛藤していくことが
人生そのものだと僕は思うんですが
田舎にそれがあるならそれもいいでしょうし、
自分の声を聞いてくれる人がいなければ
いるところに出て行く必要があるよね。
今の僕が向き合いたいのは沖縄と東京を中心に全国ですから、
のんびりした田舎暮らしはまだまだ遠いかな。


浅野)
自分が向かうべき相手はどう決めたらいいですか?


安里)
そうだね、向き合う相手や規模というのは
その時々で変化させていくといいよ。
浅野は塾を経営しているけど、
向き合う相手は生徒だけじゃないでしょう。
その家族や生徒さんの未来、地域、教育界、っていう風に
どんどん広げていかないといけない。


浅野)
そう考えると仕事の幅もどんどん広がっていきますね。
僕のアサノジュクもまだ2年目の駆け出しで、教室内の1つ1つの出来事に夢中です。
でも、もっと僕自身が社会的に必要とされる人間になることが、
より生徒らの成長のきっかけになるんですよね。
「先生、TVで見たよ!」とか「新聞に先生のお話が載ってたよ。」とかって、
きっと生徒らに夢を与えられると思うんです。
向き合う相手を広げる意識を持ち続けることは、それを実現する第一歩なんですね!

ちなみに、鉄人のような会長から見ると
他の人の動きはどういう風に見えますか?


安里)
みんな本当にそれぞれの歩幅で
一生懸命歩いているなって、思うよ。
僕は皆それぞれに「役割」があると思っていて。
どっちが正しい、どっちが間違ってる、じゃなくて、
それぞれ違う役割の人同士、
持ってないものを持ってる人とつながれば
一緒に社会を豊かにできるんじゃないかな。






浅野)
会長みたいな鉄人を目指さなくても
自分にも何か役割があるということですね、
それは勇気が湧きます!


安里)
だって、僕みたいなのばっかり
100万人も沖縄にいたら大変だよ(笑)


浅野)
みんなリーダーで先へ先へ走っていくから
その場を守る人がいなくなりますね(笑)


安里)
そう(笑)望む望まないじゃなくて、
僕はこんな生き物なんだよね。
この生き方が苦しいとか忙しいとかとは思ってない。
いつでも自分の歩幅で歩いているだけだよ。
周りはこんな僕をどう思ってるんだろうなぁ。


浅野)
それなら僕の周りで会長のイメージ調査してみます。
楽しみにお待ち下さい(笑)


【インタビュー後記】
鉄人に見える安里会長もしっかり眠る人間でした(笑)
そのためには「時間の優先順位」をとっても大切にされているとのこと。
僕ももう一度時間の優先順位を見直して、
もっともっと精進しなければ!と感じます。
まずはアサノジュクを全国規模へ!そして、沖縄と自分を俯瞰しよう!

次回は安里会長が22歳の頃から行っている
大切な仕事の1つ「講演会」についてお話をお伺いします。
今までの講演会に込められた想いは何だったのでしょうか?
その秘密に迫ります!



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Posted by 安里繁信 at 15:08Comments(0)しげ脳(対談形式)

2015年11月10日

安里繁信のしげ脳vol.290「漫画から学ぶこと」

しげ脳vol.287よりインタビュー編集担当の幸喜朝子の出産の為、
しばらくの間、夫・浅野太輝が代打取材中!
「いっしょに考える塾 アサノジュク」を運営する28才、
駆け出し経営者としての目線で安里会長の脳内に迫ります!

浅野)
安里会長、こんにちは!
今日はプレゼントをお持ちしました!

以前、会長から本を頂きましたよね。
「断言する。情熱で人生は変えられる。」という。
なのでそのお返しで、僕の経営する学習塾「いっしょに考える塾 アサノジュク」のバイブルともいえる
漫画「ドラゴン桜」全21巻お持ちしました!
「1冊もらったら21冊返しなさい」という
おばあちゃんからの教えです(笑)


安里)
わはは!!すごい!




そんなおばあちゃんいないでしょう(笑)
バイブルなんだ!


浅野)
はい、アサノジュクの先生には「まずこれを読みなさい。」と渡しています。
中学生の生徒の中にも興味があって手に取っている子たちもいますよ!


安里)
へぇ~!


浅野)
元暴走族の先生が経営破綻しそうな私立高校から
東大合格者を100人出すと宣言する…という内容なんですが、
本当に面白くて。東大に行ける気がします(笑)
ちなみに読んだことはありますか?


安里)
ないけど、うちの息子が面白いって言ってたんだよ!


浅野)
それならお持ちした甲斐がありました、ぜひ読んでみてください。


安里)
ありがとう、いただきます!
僕、漫画すごく読むんですよ。
漫画から「自分も学びになる言葉がないかな」って探すしね。


浅野)
僕も活字の本も読みますが、
漫画はすんなり読めて好きです。
会長のおすすめがあれば、是非教えてください。


安里)
「サラリーマン金太郎」でしょ、
あと、「サンクチュアリ」


浅野)
あっ!「サンキュチュアリ」は確か、親友同士で理想の社会を叶えるために
1人が政治家の道、1人が極道の道に進むというやつですよね。


安里)
そう!お互いが表と裏の社会でそれぞれの道を登りつめていくんだけど、
2人が目指すゴールは同じだ…っていう内容でね。
サンクチュアリっていう言葉の響きも好きだし、
物事には表も裏もあるんだっていうことを学ぶのにいい教材ですよ。


浅野)
サンクチュアリ、聖域という意味ですよね。
すぐに読んでみます、ありがとうございます。
読んだらしげ脳でサンクチュアリについて語りあいましょう!


安里)
はい、僕もドラゴン桜読んでおきます。


浅野)
それで気が向いたら、是非アサノジュクの講師もお願いします(笑)


【インタビュー後記】

日本全国を飛び回る安里会長が、
実は漫画も大好きとは驚きました!
漫画の話題ならば先手を取れると考えた僕が浅はかでしたね(笑)とほほ。
それにしても、日々たくさんの業務をこなし、たくさんの方々と
交流している安里会長。
そんな中で漫画からも情報収集するなんて、まるで鉄人!!
一体どんなモチベーションで動いているのでしょうか?
果たして寝ているのでしょうか!?
僕は気になって仕方がありません。
というわけで次回は、安里会長の鉄人の様な活力の源に迫る内容をお送りします。



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Posted by 安里繁信 at 18:19Comments(0)しげ脳(対談形式)

2015年11月05日

安里繁信のしげ脳vol289.「沖縄の発信すべきエンターテイメントとは?〜京都国際映画祭へ行ってきました〜」

しげ脳vol.287よりインタビュー編集担当の幸喜朝子の出産の為、
しばらくの間、夫・浅野太輝が代打取材中!
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駆け出し経営者としての目線で安里会長の脳内に迫ります!






浅野)
先日、京都国際映画祭を視察に行かれてましたね。

京都国際映画祭2015 -映画もアートもその他もぜんぶ-
http://kiff.kyoto.jp/

僕はこのイベントを知らなかったんですが、
2014年から始まってるようですね。
沖縄国際映画祭とは運営スタイルは全然違うんですか?


安里)
うん、もともと京都映画祭があってね、
地元の映画関係者の方々中心で行ってきたんですが
そこからご縁があって吉本興業さんが
京都国際映画祭実行委員会として継承することになって、
昨年から吉本の芸人さん達も関わる形になったんです。
沖縄国際映画祭は吉本興業さんがゼロから立ち上げたので
成り立ちは全然違うんですね。
予算規模からすると沖縄の1/10ぐらいかな。


浅野)
京都の方が他県からも陸続きで人が来やすいので
沖縄より参加者が多いかなと思ったんですが、
そんなに規模は大きくないんですね。


安里)
うん、見に行って感じたのは
コンテンツが成熟してる印象でしたね。
沖縄は「島ぜんぶでおーきな祭」と銘打ってるように
とにかく大きい祭りにしよう、とやっていますが
京都はアートに力を入れていますね
なので芸術家やクリエイターやアーティストの方はとても見応えがあると思います。
そこに芸人さんが京都らしい表現で作品を作ってみたりね。
京都という街を舞台にしてるので、
コンパクトなんですが全てに串が通ってる感じがします。





浅野)
コンセプトがしっかり考えられてるんですね。


安里)
海外からもすごく有名なアート作品を持ってきたりね。
今回の目玉展示はテオ・ヤンセンの「アニマリス・シアメシス」っていう作品。
風の力だけで動くすごく大きな造形物でね、見応えあったよ~!
映画作品の目玉は、ドキュメントに焦点をあてた上映作品や、中島貞夫監督の「時代劇は死なず」だったね!
そういうのがね、うまく街にとけ込んでるね。
あるお寺の一角に展示があったりとか。
だから非日常感というより、
日常の中にキラキラしたものが紛れ込んでるような感じ。


浅野)
伊計島で開催されているアート展をイメージしたらいいでしょうか、
あれも島の中の民家とか学校の校内に作品を展示してますよね。


安里)
そうそう。
京都なんて年間5千万人以上の観光客が来る県ですから
できあがってる街なんですよね。
そこにちりばめられてるからこそ、京都を知ってる方は味わい深いのかな、と。
沖縄はエンターテイメントを基軸にしてるんですよね。
だから京都の場合は沖縄みたいな賑やかさとは違う楽しみですね。
あれが沖縄でできるか、というとまた違うんです。




浅野)
なるほど。


安里)
だから、こだわるってこういうことなんだろうな、って学べましたし、
沖縄国際映画祭もぶれずにエンターテイメントを
拡大させていこうと再確認できました。


浅野)
それぞれの方向性があるんですね。


安里)
外からの輸入ものではない、ちゃんと京都を理解してこその企画だと思います。
だから沖縄も、本本当に沖縄の良さをフル活用できてるかってことを
考えなきゃいけないですよね。
エイサーを見ていただくことをひとつ取っても、
映画祭と地域との関係性についてよく学び、その効果をもっともっと考えなきゃいけない。


浅野)
そこを見つけることが一番難しいんですよね。


安里)
だから僕らは、新しいことを始めるにあたって大切なのは
まず自分たちを知ることですよね。
知ったうえで、どうプロセスを共有するかも大事なので
今は地域の応援団にがんばってもらっていますね。
最近は各大学から学生応援団も立ち上がりました。
やっぱりね、学生はすごいよ。


浅野)
どうすごいんですか?


安里)
えっとね、損得を超えて面白いと思ったら走れるところ。


浅野)
面白いと思わなければ走らない、ということでもあるんですね。


安里)
そうそう(笑)
その感性と行動力が好きだし、
僕らも関わってもらった以上、
何を与えてあげられるだろうって真剣に考えるし。

大いに刺激をもらってますよ。
今まで関係者がおじさんおばさんばっかりでしたから(笑)
でも映画祭に遊びに来てくれる方って若い方ですから、
その年代の声を直接事業に反映させようということになって。
例えば学生さん演出のレッドカーペットの見せ方とか
あるいはステージイベントを企画してみたり。


浅野)
彼らもいい経験になりますね!


安里)
昨年は那覇の地域発信映画として「那覇、NAHA、なーふぁ!」
という映画があったんですが、
これは那覇国際高校の学生さんが監督から撮影からキャスティングまで
全部やりましたよ。
ガレッジセールの川田さんも出演してね。


浅野)
高校生で映画を撮るという経験は大きいですね。


安里)
一流の方にもアドバイスもらいながらですから、
人材育成にもなります。
その中から優秀な映画監督が出る可能性もあるわけですから。
そういうのも含めて、学生さんにがんばってもらっています。


浅野)
ただのエンターテイメントのお祭りではなくて
その裏には人が育ったり新しいことに出会う機会になってるんですね。


安里)
そうやって、沖縄の子たちが、吉本興業の映画祭じゃなくて
僕たちの映画祭だって思えるようにしたいよね。
僕らおじさんはそういう役目ですよ(笑)
単なる思い出づくりじゃなくて未来作りになるようにがんばります。
ぜひ浅野家も家族で遊びに来てください。


浅野)
ちょうど春ごろにはお出かけできそうなので
産まれたての赤ちゃんと奥さんと行きます!

島ぜんぶでおーきな祭 第8回沖縄国際映画祭
http://oimf.jp/



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Posted by 安里繁信 at 18:34Comments(0)しげ脳(対談形式)