プロフィール
安里繁信
安里繁信
グループのシンバネットワークを束ねるシンバホールディングス会長。(社)日本青年会議所 会頭、(財)沖縄観光コンベンションビューロー会長などを経て(社)沖縄公共政策研究所を設立。さまざまな活動を通して沖縄の魅力を全国に発信中。好きな食べものはタコライス。

【趣味】マリンレジャー
【血液型】A型
【座右の銘】知行合一
【尊敬する人物】牛尾 治朗
【好きな俳優】藤原 紀香
【好きな食べ物】タコライス、カフェラテ

facebookやTwitter、Instagramもやっておりますので、宜しくお願いします!


[ライター紹介]

幸喜 朝子

またの名をブエコ。沖縄のチキンの丸焼き専門店ブエノチキン浦添2代目にして、広告コピーライター。安里繁信の思考を読み解くべく2008年インタビュー形式のブログ「しげ脳」をスタート。


  渡嘉敷・田中・松田

シンバホールディングス㈱秘書室・広報メンバーによる安里の脳内調査を開始(2021年~新生しげ脳)
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Posted by TI-DA at

2016年07月19日

安里繁信のしげ脳vol.315「相談を受ける時の頭の使い方」

安里繁信のしげ脳vol.315「相談を受ける時の頭の使い方」





幸喜)
今日は世界ストリートワークアウト連盟の
日本支部の代表を務める仲宗根雄三さんと、
その補佐を務める新垣麗さん、広報を担当の名護すえこさんが
会長にアドバイスを求めて訪ねてこられましたね。


ストリートワークアウト沖縄 web
http://streetworkout-okinawa.jimdo.com/about-1/


私も会長がどういう風にヒアリングしていくのか興味があって
同席させていただきましたが、とても興味深かったです!
短時間で安里会長からいろんなアイデアが出てきたり、
人やイベントに繋げたり、
瞬時に話が進んでいくので驚きですが
そのアイデアは頭のどの辺から出てくるのですか?

安里)
うーん・・真ん中!

幸喜)
真ん中!?なるほど、、、私には分からない感覚ですが(笑)
今回の仲宗根さんのご相談は、
「世界ストリートワークアウト」の日本支部が
沖縄で発足したことによって
ワールドカップを毎年開催することになったので
その運営、開催についてアドバイスを頂きたいとのことでしたね。





安里)
うん、仲宗根さんは前に僕が出演している
テレビ番組「098TV」で取材させてもらったので知ってたんですよ。

その時は「ロボコップ雄三」
っていう名前でしたが(笑)



ストリートワークアウト沖縄の映像 https://www.youtube.com/watch?v=mk7cljjarRI

幸喜)
ロボコップ雄三!確かにロボット並みの
すごい筋肉でしたね~!!
かりゆしウェアはサイズが合わないから
着られないとおっしゃってました(笑)

安里)
すごい鍛えてたよなぁ!
ストリートワークアウトっていうのは
公園の鉄棒とかの遊具を利用してできるトレーニングで、
お金をかけずに好きな時に気軽にできるから
世界中で広まってきてるんですね。









競技人口も1億人以上いると言われていて
ヨーロッパなんかの国ではそれ用の遊具がある公園が
100か所以上あったりするんだって。


それで、ロボコップ雄三さんは世界で4人目となる
マスタークラスの資格を持ってて、
先月、世界ストリートワークアウト連盟の
日本支部の代表となったんです。



幸喜)
世界で4人目ってすごいですよね!
そして日本支部が沖縄で立ち上がったのもすごいことですね。
支部になると、毎年ワールドカップを
開催しなければならないということですが
雄三さんは沖縄のきれいな海を見ながら
筋トレするのはとっても気持ちいいので
ワールドカップを通して世界の方にも
この沖縄の良さを広めたいとおっしゃってました。

安里)
うん、ストリートワークアウトの
「外で運動する」っていうコンセプトが
沖縄の豊かな自然という要素にマッチするし、
広がる可能性はあると感じましたよ。
海外ではスポーツが街づくりにまで関与するようになってるんです。
だから、そういうライフスタイルの需要を掘り起こせたらいいですよね。

幸喜)
そうやってアイデアが出てくるのは
頭の中のいろんな情報を引き出したり、
めっちゃ考えを巡らせてるんですか?

安里)
考えてるっていうより、頭の中で整理してますね。

それで物事の組み立て方として
どうなのかっていう目線とか
組織として実行力はどうかとか、
はたまた公性があるのかも大事だし。


幸喜)
公性っていうのは、自己満足じゃないか、ということですか?

安里)
そうそう。
公性が足りないと思えば
そこを補完する目線をアドバイスするし、
先が見えてないようなら
目標や期限を決めて計画していく大切さをお伝えするし。
あとは、業界の価値観じゃない目線で見ることも大事だし。

幸喜)
なるほど~。
今日も自治体に協力してもらうようにという
アドバイスをされていましたね。
まずは今すでに公園の整備などで協力してくれている
沖縄市の市長さんに「沖縄市長公認」
というお墨付きをもらった方がいい、
それから企業に協賛や協力依頼をした方がいいと。

安里)
そう、それが「公性」を担保するということですね。
それだけで他の企業などからの助けを借りやすくなります。
あとは、身内だけが集まって満足するような
学習発表会にならないようにすること。

幸喜)
よく陥りがちなパターンですよね、
でも、そうならないためにどうしたらいいんでしょうか。

安里)
参加者目線、観客目線、
スポンサー目線を持つことだね。


自己満足にならないように、
それぞれが求めてることを考えないといけない。

幸喜)
なるほど!当たり前のようですが忘れがちですね。
bjリーグの試合なんていうのも
単に試合を見せるだけじゃなくて音楽もガンガンかけたり
参加者目線のエンターテイメントになってますもんね。

安里)
そうそう。

あと一つ大事なのが、
スケジュールを組むこと。


ワールドカップは来年秋ごろに開催したいと言ってたので、
それまでに何が必要かをスケジュールを組んで
じゃあ今は何をしなければいけない、何月までにはこれをしよう、
っていう風に逆算して決めていくんです。

さらには、毎年開催するわけですから、
例えば今回はこのぐらいの補助金をもらうけど
3年後には黒字にしようとか、そういう
5年後までのロードマップを作ることも必要。


幸喜)
期限をつけて目指すところを明確にしておくと
ぶれずに活動できそうですね。

安里)
あとは、儲かっても儲からなくても
後から関係者同士でもめることが多いので
今のうちにお金の取り分とか役割を決めておくといいね。
儲かったら「私はこんなに働いたのに!」とか言いたくなるんです。

幸喜)
せっかく志を共にした仲間ともめるなんて嫌ですね~。
すごく参考になります!
ちなみに会長には本当に大小さまざまな相談が来ると思いますが、
なんじゃこりゃ~!っていうものもあるんですか?

安里)
例えば、補助金を取るためにどうしたらいいですか、
っていうのは結構ありますね。
でも補助金ありきで、そのお金で何がしたいのか聞くと
「それは取れてから考える」と。それは呆れますよね。
そんな時はやめたほうがいいと言ってます。
補助金ありきじゃなくて、やりたいことありきで
ちゃんと本人にビジョンがあって
僕も共有、共感できればアドバイスができるんだけど、

ビジョンと補助金の
後先が違うと全然違うんですよね。


中身がないような相談はそれとなく話しして
関わらないようにします。

幸喜)
今回のロボコップ雄三さんの相談は
ちゃんと彼自身のビジョンが感じられましたね。
日々、北谷の公園でストリートワークアウトを
ボランティアで開催していたり実績もありますし。

安里)
それに加えて、
マーケットを作っていきたいという考えもあった。
極論を言うと、誰も協力しなくても
彼は一人でも実行すると思うんです。
そういう人、企画は強いよね。
それに、さっきも話したように
やり方次第で広がる可能性があると感じたので、
10月開催のヨガフェスのイベントと
繋げてみるのも面白いんじゃないかな。
これは県内外から2,000人が参加予定の大きなイベントだし
ターゲットが似ているから訴求しやすい。

幸喜)
その話もすぐにアイデアを出されていましたね。
ストリートワークアウトも
健康と食事を大切にするライフスタイルを提案する、
という点でヨガと共通点がありますよね。
ちなみに、会長でも「しまった、協力しなければよかった!」
と思うことはあるんですか?

安里)
そりゃ、ありますよ~!

幸喜)
そうなんですね、そうやって失敗を重ねると
だんだん、これは協力すべきとか見る目が養われるんでしょうか。

安里)
っていうより、人間不信になりそうなこともありますよ。
相談を受けて、アドバイスして、約束したのに、
その約束が守られなかったり。
その時に感じるのは相手への憎しみとか恨みとかじゃなくて、
信用の切り売りをした自分への情けなさ。
だから相手の目線で、
どんな思いで僕に相談してきたのか考えてみて
反省して、また次に繋げればいい。

幸喜)
常に「すべての責任、我にあり」なんですね、勉強になります。
アドバイスを求められるのって
お金かしてくれという単純な話じゃない分、
労力も気も使いますね。

安里)
頼ってくるって、それだけ思いを持ってるはずですから、
極端だけど「お金儲けしませんか、ビッグビジネスありまっせ」
って言われたら僕は会わないし、

それより
「悩んでるんです、助けてください」
って言われる方が話を聞きたくなります。



幸喜)
へぇ、そうなんですね!

安里)
金儲けって、もちろん悪いことじゃないんですが
本当に儲かる話は他人には持っていかないよ(笑)

幸喜)
詐欺もよく言いますもんね、絶対儲かるって(笑)

安里)
だから今回の件も、難儀はするんでしょうが
そこで得た知恵や経験は必ず財産になりますから。
自分の生き方と照らし合わせた時に
そのイベントや企画が整合性が取れてるのか、
っていうことが一番大事だと思うね。

幸喜)
そうですよね!
ロボコップ雄三さんと一緒に来られた新垣麗さんとは
小学校、中、高校とずっと一緒の幼馴染なんです。
彼女も私と同じく変な生き方をしていて
道を逸れまくってましたが(笑)
今はバルーンクリエイターとして活躍していて
今回もすごく頑張っているので応援したいと思います。

安里)
道を逸れてたんだね(笑)
だからね、今回は朝子の紹介もあって
彼らとお会いしたことだし、
それは朝子の信用を彼らに貸してるということでしょう。
だったら、僕に「じゃあお願いします」と
応援をお願いするだけじゃなくて
「私も応援するんで、あなたもお願いします」って
そんな生き方のほうがいいぞ。

幸喜)
はい!私も会長にご紹介するだけのつもりが
企画書を書くことになりましたからね、
思わぬ展開にびっくりしましたが(笑)
精一杯お手伝いさせていただきたいと思います!
引き続き、第一回ストリートワークアウト ワールドカップ、
ご支援のほどよろしくお願いいたします!



ストリートワークアウトは週末に不定期で開催中。
参加希望の方はfacebookページにスケジュールを確認の上、
気軽にご参加ください。
https://www.facebook.com/swokinawa/




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Posted by 安里繁信 at 14:42Comments(0)しげ脳(対談形式)

2016年07月04日

安里繁信のしげ脳vol.314「18歳の権利」

安里繁信のしげ脳vol.314「18歳の権利」


安里)
第24回参議院議員選挙が始まりますね。
今回から公職選挙法が改正されて
ついに18歳から投票できるようになったわけですが
その初陣を各政党、どう飾っていくのか見届けたいと思いますし
若者たちがどうチャンスを活せるかが気になります。

幸喜)
若者の投票率が気になりますよね!
「投票に行かない」という声も多く取り上げられていますが
各党、若者向けのいろんな施策をしてますよね。
会長も前々から若者が政治について学ぶイベント
「what 政治?」に参加していたりしますが、
普段からそうやって若者の政治意識に向き合っていて、どう感じますか?




6月に行われた『トークセッション〜私たちの一票〜』の一コマ






安里)
僕は自分の考え方を伝えるだけにとどまらずね、

政治に関心を持つ、あるいは関わる意義を伝えながら
僕はこう思うよ、みなさんも自分で考えてみて、
という機会を作るようにしています。


それは政治に限ったことではなくて
経済でもそうですし社会問題もだし。
とにかく民度を高めて行かない限り
組織も良くならないし地域も良くならないし
政治も良くならないわけだから
その視点の中でどれだけ、
仮にGHQに与えられた民主主義かもしれないけど
他の国を見てると民主化がいかに尊いかということを
誰しも感じることができると思うので
その中で主権を行使する大切さを感じ取っていただいて
自分の意思を投じてもらえたらな、と思いますね。

幸喜)
政治を語ろうというイベントに来る若者は
もともと意識が高いと思うのですが、いかがですか、
その周りの友達なんかも影響されて興味を持つんでしょうね。
彼らから周囲への広がりは感じますか?

安里)
うん、彼らはツイッターなどのSNSで意思表示するので

選挙の広報チラシをポスティングする
アプローチも大事ですが
若者にアプローチするには
彼らの情報網の中に入っていって
彼ら自身にツイートしてもらうことが
とっても大切だと思ってる。


よく、選挙に関する教育もされてないのに
どうやって選挙に関わればいいか分からないとか、
よく理解してない子供の1票と真剣に考えてる
大人の1票が同じ価値でいいのか、とか
そういう声も聞こえてくるんですが
実際に僕らが20歳から投票権を持った時に、
選挙について誰も教えてくれなかったんですよ。
最初は親の後についていっただけだったり
知り合いに頼まれたから入れたとか
それぐらいの関わり合いだったりするんです。

だからまず1票投じてみて、
結果と照らし合わせるということを
続けていって初めて
自分の意思が
見えてくるんじゃないかな。


教わることじゃない気がするね。
だから若者が投票について
違和感があることも理解できるんだけど、
自信を持って堂々と一票投じてほしいですね。

幸喜)
そうですね、堅苦しく考えずにまず行ってみるのが大事ですね。
今なんてネットで公約とか実績も調べられるので、
昔より情報は取りやすいと思います。
前はポスターやチラシぐらいしか情報源がなかったんじゃないですか。

安里)
そうそう。
若者もそろそろ本気で
政治に意見をぶつけていかないと
政治家になめられると思うんだよ。


お年寄りは投票率が高いので、
どうしてもお年寄りに都合のいい政策ばかり力を入れて
大幅に予算を使うことになる。
決してそれは悪いことではないんですが、
じゃあこの国はキャッシュが回ってないことを考えると
若者世代に借金を残すのか?ということになるんです。

だから「僕ら世代のために
こんなことしてくれ、
こんな国にしてくれ」
ということを投票を通して
意見していかないと
そこに耳を傾けようとしないのさ、
大人が。


だから自分たち世代の声が当選を左右するんだという
緊張感を政治家の方に感じさせないといけないですよね。
今回、新しく投票権を持つ方が約240万人、沖縄県の人口の約2倍ですよ。

幸喜)
それだけの人数がどう動くか、楽しみですよね。
各党さまざまな施策をしてるのも面白いです。

安里)
政治家の方は
言うことに説得力がないと
聞く方はしらけちゃうだろうし、
選挙の時しか言わないことは
薄っぺらだと見透かされちゃうだろうし。


意見にこれが100%正解、これは間違い、というのはない。
だから今この瞬間に自分が共感できることをピシャッと投じて
若者がどれだけの破壊力を持ってるのか示してほしいね。
そこから日本は何か変わる気がする。

幸喜)
結局、18歳19歳の投票率が低かった、というのは寂しいですよね。
どうせ若者は投票いかないから、と政治家からなめられてしまう。

安里)
そうならないためにも、
僕ら少し先に生まれたんだからね、投票を呼びかけたい。
どうか若者よ、白票でもいいので選挙に行きましょう!


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Posted by 安里繁信 at 13:59Comments(0)しげ脳(対談形式)