2018年11月06日
安里繁信のしげ脳vol.354「23才、初めての県知事選から得たこと(前半)」
安里)
今日はゲストをお招きしております!
嘉陽)
「ヤング安里繁信」こと嘉陽宗一郎と申します。
安里)
おい(笑)!
幸喜)
非常に貫禄のある方ですが、、、お歳は?
嘉陽)
23歳です。
幸喜)
なんと落ち着いていますね!
ちなみにヤング安里繁信と名乗るには真面目すぎますね、
会長が23歳の頃はもっとやんちゃだったと思いますよ(笑)
安里)
嘉陽は傷みかけて黒くなったバナナみたいだよなぁ(笑)
もともとは僕が大学生むけに政治や経済問題などの
勉強会を開催してた時に参加してくれてたんですね。
それで政治に興味を持って活動するようになって、
2月の名護市長選挙、
そして先日の沖縄県知事選挙で
選対本部の青年部長も務めてたんですが、
これまでで最年少の就任でした。
名護市長選挙は
応援している候補者が当選し、
県知事選挙では
応援している側が当選しなかった。
僕が聞きたいのは、
この二つの選挙を振り返って
得たものはなんだったか?ということ。
嘉陽)
そうですね、、、。
やっぱり印象深いのは知事選です。
負けから学ぶことは大きいです。
常に結果、「君には何ができるのか」と
問われていると感じました。
今までは学生という立場での発言権があって
何か発言すると「学生なのにすごい」と
注目していただけたのですが
社会人になると1年目も60年目も、同じ社会人です。
だから自分の発言に影響力を持たせるには
結果が問われるんだと痛感しました。
背伸びしながらの選挙戦でしたが、
もっと影響力をつけなければいけないな、と
僕の声かけでどれだけの人が
集まってくれるのか。
いい意味で力不足を感じました。
課題としては、共感者を
増やしていかないといけない。
安里)
・・・素晴らしい答えだなぁ(笑)
幸喜)
36才の私より素晴らしい答えです(笑)
安里)
僕らが人材育成ってよく使うけど、
本当に人が人を育てるって難しい。
どれだけ考える機会を提供できるか、
に尽きると思うんですよね。
一つのイベントが終わった、選挙が終わった、以上。じゃなくてさ、
そこから何を感じるか、何が疑問だったか、どういう答えを出したのか。
それを常に自分にも問いかけるし、
周りにいる人と一緒に考え続けることが大事じゃないかな。
僕も県知事選の総括を僕なりに締めくくって、
次の肥やしにつなげていきたいと思っているところですが、
こういう意見にも刺激をもらうね。
ちなみに、一主婦として、一企業の経営者として、
今回の選挙は朝子にはどう映った?
幸喜)
今回はSNSの勝利かなと思いました。
私は家にテレビもないのでtwitterばかり見てるんですが
佐喜真さんが良かれと思ってやったことが
Twitterで揚げ足取られて、それがテレビのニュースにもなり。
自分で自分の票を落としてしまった印象です。
安里)
なるほど。翁長前知事が亡くなったことで
弔合戦、って言う方も多いんだけど
その表現って正しかったと思う?
幸喜)
私は違うと思います。
それ言っちゃうと後継の玉城デニーさんが勝つという答えしかなくなりますよね。
安里)
うん。弔い合戦だから負けた、
って言って終わるんじゃなくて
それ以外の課題を見つけないと
次から対処しようがないんですよね。
僕はそれを見定めていきたい。
幸喜)
名護の市長選では青年部長として結果も出していますが、
どういう部分にやりがいを感じましたか?
嘉陽)
同級生にも「絶対、市長に声を届けるから!」って約束していたので
プレッシャーもありましたが
毎月1回市長と若い人たちが
集まる場を作ってるので
そこで20代の悩みを聞いてもらえることが
嬉しいと同時に、責任も感じますね。
幸喜)
そこでちゃんと責任を感じてるのが偉いですね。
安里)
選挙で時々あるのが、
選挙の時だけ若年層の声を聞くとか、
主婦の集まりに参加するとかするんだけど
それで選挙が終わったら結局
何もしない政治家の方がいるようです。
でもそれって、すごくうわべだけの活動ですよね。
そうじゃなくて、日常からいかにいろんな方々と
きちんと向き合えるかが大事じゃないかな。
幸喜)
そういう、選挙の時だけ「やってるじらー」の小手先のテクニックは見破られる時代になりましたね。
twitterやSNSですぐ暴かれてしまう。
安里)
SNSが一つのエビデンスになっていますよね。
twitterで炎上した内容を翌日にテレビニュースが取り上げる時代になった。
それでもSNSをやっていない年配の方なんかは、
SNSの影響力を肌身で感じてないから相手にしないんですよね。
でも各国の首脳はトランプさんをはじめtwitterをやっている。
もちろん、テレビや新聞の影響は今でも大きいですが、
SNSはもはや無視できない。
嘉陽)
ずいぶん前ですが、「保育園落ちた、日本死ね」
というブログが炎上して
あれ以来、待機児童の問題が
すごく注目されるようになりましたよね。
声なき声に力が宿る
時代になったなと感じます。
会ったこともない方からSNSで応援されたり批判されたりしますが、
今までにはなかったことですよね。
幸喜)
ちなみに嘉陽さんは、そういうネット上での批判に耐えられる
会長並みの精神的なタフさは持ち合わせていますか(笑)?
嘉陽)
はい、最初は器が小さいので気にしてたんですが
会長に言われたのが
「認識されてるだけありがたいだろ」と。
発信したことに対してレスポンスがないことほど
虚しいことはないと言われて
確かに、と思いました。
今では批判も考えるいい機会になっていますね。
安里)
政治家もそうだし、社長さんもそうだし
公に立つ方は少なからずそういう状況になると思うので
自分の良心に問うて正しいと思ったら
違う意見もあることを前提で発信していくことが大事だと思います。
幸喜)
嘉陽さんは、批判を受けながらも自分の発信する、その先に何を見てるんですか?
嘉陽)
「礎を築いている」イメージがあって、
沖縄が抱える状況は、その場所場所に
沖縄の人間がいないことが問題だと思っていて、
やっぱりそこに立てる沖縄の人間を
育てていく必要があると思うんです。
僕の発信を通して、社会課題に関心を持って
自己責任で向き合える人が増えて欲しいし、
僕もそうありたいと思っています。
幸喜)
人作り、ということでしょうか。
安里)
人作りの前に自分作りだな!
嘉陽)
そうです!発信して返ってきた意見を受けてまた考えて、という繰り返しですね。
幸喜)
ちなみに政治家になりたいんですか?
嘉陽)
うーん、そうですね、、
選挙に関わり始めて分かったんですが、
政治家になりたいと言ってなれるもんじゃないんですよね。
なので、僕のやりたいことを実現する手段として
必要であれば目指しますし、
特にこだわっているわけではありません。
最近読んだコラムで、「政治家」と「議員」は違う
という内容のものがあって。
世の中を良くすることをしている人は
議員じゃなくても全員「政治家」なんじゃないか、と。
だから僕も自分のやりたいことがあって、
議員になって実現する人もいれば
別の方法もあると思っています。
政治活動は究極の街づくりだと思うので
政治をやりたいというより、
どう社会に関わるかの一つの手段ですね。
幸喜)
確かに、政治家になることが目的になるとやることがずれてきますからね。
周りにも嘉陽さんの活動に影響される方は多いんじゃないですか?
嘉陽)
そうですね、青年部では高校生、大学生が30名ほど集まって
学生部みたいになって活動できました。
そういう点では少しは貢献できたのかなと思います。
<<<< 後半に続きます! https://shigenou.ti-da.net/e10822653.html >>>>>
Posted by 安里繁信 at 14:05│Comments(0)
│しげ脳(対談形式)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。