プロフィール
安里繁信
安里繁信
グループのシンバネットワークを束ねるシンバホールディングス会長。(社)日本青年会議所 会頭、(財)沖縄観光コンベンションビューロー会長などを経て(社)沖縄公共政策研究所を設立。さまざまな活動を通して沖縄の魅力を全国に発信中。好きな食べものはタコライス。

【趣味】マリンレジャー
【血液型】A型
【座右の銘】知行合一
【尊敬する人物】牛尾 治朗
【好きな俳優】藤原 紀香
【好きな食べ物】タコライス、カフェラテ

facebookやTwitter、Instagramもやっておりますので、宜しくお願いします!


[ライター紹介]

幸喜 朝子

またの名をブエコ。沖縄のチキンの丸焼き専門店ブエノチキン浦添2代目にして、広告コピーライター。安里繁信の思考を読み解くべく2008年インタビュー形式のブログ「しげ脳」をスタート。


  渡嘉敷・田中・松田

シンバホールディングス㈱秘書室・広報メンバーによる安里の脳内調査を開始(2021年~新生しげ脳)
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 15人
てぃーだブログ › 安里繁信の脳内に切り込む!おしゃべりブログ「しげ脳」 › しげ脳(対談形式) › 安里繁信のしげ脳vol.294 「悩むな、考え抜け。〜Movement2015に参加して〜」

2015年12月23日

安里繁信のしげ脳vol.294 「悩むな、考え抜け。〜Movement2015に参加して〜」

しげ脳vol.287よりインタビュー編集担当の幸喜朝子の出産の為、
しばらくの間、夫・浅野太輝が代打取材中!
「いっしょに考える塾 アサノジュク」を運営する28才、
駆け出し経営者としての目線で安里会長の脳内に迫ります!



浅野)
先月11月15日、沖縄の学生団体Movement主催のプレゼンテーションイベント
「MOVEMENT2015」で講演されたそうですね!
いかがでしたか?

安里繁信のしげ脳vol.294 「悩むな、考え抜け。〜Movement2015に参加して〜」


(*MOVEMENT2015とは、「ターニングポイント」をテーマに掲げ
沖縄県内学生たちが同世代の学生たちに向けて行ったプレゼンテーションイベントです。)
http://www.movement2015.com/" target="_blank">【公式サイト】 http://www.movement2015.com/



安里)
いやぁ、アッパレだったね!
主催の学生たちが僕のところに相談に来たことから
彼らの関わりが始まって、
いつの間にか登壇することになってたんだよな(笑)



浅野)
主催者の1人、川上くんは僕の塾
アサノジュクで先生をしてくれているのですが、
彼から「時間を目一杯使いきって素晴らしい
内容を伝えていただいた」と伺いましたよ!



安里)
ありがとう。このイベントは有料なんだけど、
沖縄県の大学生たちが目標とした1200人もの人数を集められるか、
ちょっと疑っていた部分が実はあったんだよ。
でも、当日を迎えて会場についた時に鳥肌がたったね。
すごい参加者だったから。
僕も思わず講演に熱がこもったよ。

安里繁信のしげ脳vol.294 「悩むな、考え抜け。〜Movement2015に参加して〜」


浅野)
MOVEMENT2015は6時間にも及ぶ
ビッグイベントだったそうですね。
そんな長い時間、参加者を惹きつけられた
魅力は何だったと感じられますか?



安里)
もちろん1つ1つのコンテンツも素晴らしかったよ。
参加者は多くが学生でしょ、
だから20歳前後の学生たちが
そんな場所を求めていたということでもあると思うんだよな。
映画館で2時間座るのも退屈で大変な時があるのに
それを遥かに上回る時間を、
ほとんど全員の観客、学生たちが見届けたことに、一番驚いた。



浅野)
僕は残念ながら当日会場に伺うことは出来なかったのですが、
フェイスブックやツイッターを通じて熱量を充分に感じました。
当日会場を訪れた観客の皆さんは、
一歩踏み出したい方々だと感じましたか?



安里)
そうかもしれないね。
今の時代って、何が正解で、何が不正解か
分かりにくくなってきているじゃない。

僕らが学生だった1980年代に感じていたことは、
良い大学に行って、良い会社に就職して、
そうすると30歳ごろにマイホームが持てる、
という「多くの大人が理想とする方程式」。
それがあると信じていたんだよ。

当時は今ほど社会的に起業家マインドが
高まっている頃ではなかった。
でもね、その後90年代半ばにインターネットという
新しい産業が生まれて、
次第にその中で起業する意識が高まったんだよ。
そんな時代を牽引してきたのが僕らの1つ下の世代だから、
40歳前後の年代だね。
その時代が形を変えながら暫く続いて、
次の新しい動きを感じるのが、今なんだよ。

大企業も海外との競争の中に苦労が見えて、
かつての方程式では正解に辿りつけなくなってきた。
そして、今の20代は「正解って、何?」っていう
疑問が湧いてきているんだと思う。
金融機関でさえ統廃合を盛んに繰り返しているし、
公務員にも誰もがなれるわけではない。
人生の歩み方や幸せの形について、
多くの20代たちが暗中模索の状態にあるよね。
だからこそ、僕は彼らの世代が
新しい何かを生み出すだろうと”胎動”を感じる。
きっと新しい時代が生まれる瞬間って、
こんな雰囲気なんだろうなとも感じるよ。



浅野)
学生たちは危機感と同時に希望を感じているんですね。
安里会長から学生たちに伝えたいキーワードはありますか?


安里)
それは「悩むな。考え抜け。」ということだね。
学校や受験では暗記を大切し続けてきたでしょう。
1つでも多く暗記することが、試験で合格すること、
彼らにとって正解だったわけだよな。
でも、社会にでると
当然それだけでは解決出来ないことにも出会うじゃない。
また、誰かに言われた通りだと「鵜呑み」と捉えられることもあるし、
1つのことだけをを信じると「妄信」とも言えるよね。
大人が伝えること、メディアが伝えることを
鵜呑みにするのではなく、
「自分で答えを探せ。」ということだよね。

「自分にとっての幸せは何だろう?」
「自分が守るものは何だろう?」
「自分は10年後どうあるべきだろう?」
という長い時間かけて考えることから、
「明日どうするべきだろう?」という
目の前に差し迫っていることまで、考え抜いて欲しいね。


安里繁信のしげ脳vol.294 「悩むな、考え抜け。〜Movement2015に参加して〜」



浅野)
今、彼らはそれが”出来る環境”にあるということですね。


安里)
いや、彼らはそれを
”やらなければいけない環境”にあるんだよ。
だから、考えることからスタートしてるんだよね。
かつては考えなくてもいい時代もあった。
しかし今はそうではないと僕は思うね。



浅野)
それはとってもラッキーな時代ですね。
僕はそう思います。


安里)
僕もそう思うよ。ラッキーだなと思うと同時に、
そんな時代を作った1人の大人として申し訳なくも思うね。
彼らは今から僕らの世代が
経験したことのない未来を経験しようとしている。
それが、きっと今の学生たちを待っている未来だと思うし、
彼らがその糸口を掴んでくれないといけない。
まさにこれからを担うコア(核)となる世代だよね。
僕らは彼らをキーパーソンとして据えた
計画を立てないといけないし、
彼らならそれを成し遂げてくれると思う。



浅野)
僕が学生だった10年前と較べて、
今の学生たちは全く違う生活を送っているように感じますね。
アサノジュクの講師にも大学生が居ますが、
彼らは学校に通って、仕事もして、
さらに3つ目の居場所も持っています。
彼らにとって何が一番
優先順位の高いことなんだろうと見渡してみると、
その3つ目の居場所をもっと良くすることの様に感じます。
それが学生団体であったり、それぞれの個人としての
趣味を越えた活動だったり、
という形で目に見えるようになっていますね。
僕は今回のMOVEMENT2015は
それらがいくつも集まって
世に出てきた形だったんじゃないかなと、感じます。


安里)
そうだよな。そういう環境で
素直にやり遂げられる彼らを、僕は素直に尊敬したい。
僕だったらどこかでソロバンを弾いてしまうだろうから、
今回のイベントが学生たちに与えた感動と
同じものを与えることは出来ないよな。
僕はそんな彼らをこれからも見守りたいし、
出来ることなら一緒に何かを成し遂げていきたいと考えているよ。
彼らの足手まといにならない程度にさ(笑)



浅野)
僕も同じく仲間に入れてほしいなぁと思います。
これが今の”青春”の形の1つなのかもしれませんね。



安里)
彼らが何かを成し遂げようと挑戦しているとき時に
”使える大人”でありたいよね(笑)



浅野)
いやいや、そんな恐れ多いことは言えないですよ!
いくら大学生でも!



安里)
いや、あいつらならきっと言えるよ、
それぐらい厚かましいもん(笑)
これからもいつまでも見守り続けましょう。



【インタビュー後記】

日頃から私も大学生と交流することが多くあります。
彼らは1つでも多くの物事を経験しようとしているし、
自分の殻を破ろうと見えない何かに挑み続けています。
僕が彼らから感じることも安里会長同様に「胎動」なのかもしれません。
これからの次世代を担う若者達から目が離せませんね!






ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 地域生活(街) 沖縄ブログへ
にほんブログ村 経済ブログへ
にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ



同じカテゴリー(しげ脳(対談形式))の記事

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。