2016年12月14日
安里繁信のしげ脳vol.323「絆を紡ぐ旅ー奄美大島へ」
安里繁信のしげ脳vol.323
「絆を紡ぐ旅ー奄美大島へ」
安里)
今日は前に奄美大島へロケに行った番組
「目指せ!世界自然遺産登録!絆を紡ぐぶらり旅」を紹介しますね。

===================================
琉球朝日放送(QAB)
目指せ!奄美・琉球世界自然遺産
絆を紡ぐぶらり旅!
放送日程
12月10日(土) 9時30分~(終了)
12月17日(土)10時20分~
12月24日(土)10時20分~
http://www.env.go.jp/nature/np/yambaru.html
===================================
幸喜)
うわあ、奄美大島!羨ましいです!
どういった内容ですか?
安里)
奄美と琉球の世界自然遺産登録を応援するもので、
JALとJTAさんがメインスポンサーとなっている番組です。
幸喜)
へえ、沖縄と奄美が合わせて一緒にユネスコの世界自然遺産に申請するんですか?
安里)
そう。来年の2月(※)に申請するそうなんですが、
沖縄のやんばる(=山原、沖縄北部の名称)の三村、
東村、国頭村、今帰仁村を中心とするやんばるの自然と
西表島、それに加えて奄美と徳之島で。
※環境省によると、申請は早ければ来年の2月1日に申請、それを受けユネスコの視察を同年夏に受け、承認されれば2018年の夏頃の正式登録を目指しているそうです。
幸喜)
沖縄と奄美大島は別の県ですが、
こうして名前を挙げると一体感を感じますね。
それぞれ別で申請するよりメリットが大きいんでしょうか。
安里)
うん。こうすることで広域的な商品化ができますから。
最近はクルーズ船も島から島へ巡る旅が人気ですし、
求められているのは〝ストーリー〟なんですよね。
もともと奄美と沖縄、
つまり琉球は一つで、
琉球弧と呼ばれていたんですが、
そういうストーリーがあるから
一緒に世界自然遺産の登録を
目指す意味がありますよね。
幸喜)
なるほど!


安里)
これまで沖縄の観光でインバウンド戦略では
アジアが主なターゲットで、
消費型の観光がクローズアップされてきたじゃないですか。
幸喜)
爆買いというやつですね。
沖縄でもドラッグストアにバスで乗り付けてるのをよく見かけます。
安里)
うん、それも一程の時期が来ると収まってくるし、
これからの観光を考えた時に
欧米をターゲットにしていかないといけない。
成熟国家は文化や自然に触れることが
最高のセレブリティでありステイタスだから
十数時間かけて沖縄に入ってきて、
文化とか自然、ストーリーを訪ね歩く旅を好みますよね。
だから今回の世界自然遺産への登録申請は
時期的にとてもいいんじゃないかと思います。


幸喜)
確かに、北欧人の友人と鎌倉に行った時に、
全く写真も載っていない文章だけの
ガイドブックを持っていたので驚きました。
日本人とは全然、視点が違うんでしょうね。
この番組はどういう目的で作られてるんですか?
安里)
世界自然遺産への登録への運動を盛り上げていくことと、
もともとの奄美と沖縄のつながりを
再確認しよう、ということなんです。
僕らは普段そんなに奄美大島との
文化のつながりを意識することはありませんが、
向こうの方々は沖縄とのつながりを
大切に感じて下さってるんだよね。
例えば土地の言葉であるとか
音楽であるとか、はたまた料理とか、
それに触れるごとに琉球とのつながりを前提に語ってくるんです。
だから、もっと僕らも意識しなきゃいけないなと思いました。
幸喜)
確かに、元ちとせとか、奄美出身の歌手が出てくると
「沖縄と似てる」みたいな仲間意識は感じますが、
普段は意識しないですね。
安里)
そうそう。だから、もっと沖縄の人に奄美に行ってほしいですね。
当時、奄美の中で琉球に統治されていた時代の
役人さんが住んでたところとかお墓とかもあるしね。
実は奄美と沖縄には複雑な時代背景もあって、
奄美と沖縄が分断されたのはやっぱり先の大戦後なんです。
奄美は民衆の署名活動とかで沖縄より18年先に本土復帰した。
幸喜)
18年も先なんですか!
安里)
それに対して、奄美の年寄りの方々は
「沖縄に申し訳ない」と感じてる方もいて。
片や沖縄は、当時、沖縄にいる奄美出身者を
公職から追放したりということがあって、
沖縄の当時を知る方々も
奄美に対して申し訳ないというか、
悪いことをしてしまったという複雑な感情を持って
戦後を過ごしてきているんです。
幸喜)
ああ、沖縄の方言でいう「変なぁー」という感じでしょうか、複雑ですね。
安里)
そうそう、「変なぁー」(笑)。
それで一つになる機会もないまま今に至るんですが
今回、世界自然遺産に
一つのエリアとして申請するわけですから
お互いのつながりを再確認する
いい機会になると思うんです。
実は飛行機で40分ぐらいで、すごく近いし!
来年に申請して、2018年に決定するそうなので
それまでに是非遊びに行ってほしいです。
幸喜)
私の旦那さんは与論島が好きで
一人で船旅していましたが
私もついていかんとですね!
安里)
手つかずのビーチもいっぱいありますから、
世界自然遺産に登録されたら
世界中の投資家が目を向けるんじゃないかな。
まずは「絆を紡ぐぶらり旅」是非ご覧ください!
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琉球朝日放送(QAB)
目指せ!奄美・琉球世界自然遺産
絆を紡ぐぶらり旅!
放送日程
12月10日(土) 9時30分~(終了)
12月17日(土)10時20分~
12月24日(土)10時20分~
http://www.env.go.jp/nature/np/yambaru.html
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「絆を紡ぐ旅ー奄美大島へ」
安里)
今日は前に奄美大島へロケに行った番組
「目指せ!世界自然遺産登録!絆を紡ぐぶらり旅」を紹介しますね。

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琉球朝日放送(QAB)
目指せ!奄美・琉球世界自然遺産
絆を紡ぐぶらり旅!
放送日程
12月10日(土) 9時30分~(終了)
12月17日(土)10時20分~
12月24日(土)10時20分~
http://www.env.go.jp/nature/np/yambaru.html
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幸喜)
うわあ、奄美大島!羨ましいです!
どういった内容ですか?
安里)
奄美と琉球の世界自然遺産登録を応援するもので、
JALとJTAさんがメインスポンサーとなっている番組です。
幸喜)
へえ、沖縄と奄美が合わせて一緒にユネスコの世界自然遺産に申請するんですか?
安里)
そう。来年の2月(※)に申請するそうなんですが、
沖縄のやんばる(=山原、沖縄北部の名称)の三村、
東村、国頭村、今帰仁村を中心とするやんばるの自然と
西表島、それに加えて奄美と徳之島で。
※環境省によると、申請は早ければ来年の2月1日に申請、それを受けユネスコの視察を同年夏に受け、承認されれば2018年の夏頃の正式登録を目指しているそうです。
幸喜)
沖縄と奄美大島は別の県ですが、
こうして名前を挙げると一体感を感じますね。
それぞれ別で申請するよりメリットが大きいんでしょうか。
安里)
うん。こうすることで広域的な商品化ができますから。
最近はクルーズ船も島から島へ巡る旅が人気ですし、
求められているのは〝ストーリー〟なんですよね。
もともと奄美と沖縄、
つまり琉球は一つで、
琉球弧と呼ばれていたんですが、
そういうストーリーがあるから
一緒に世界自然遺産の登録を
目指す意味がありますよね。
幸喜)
なるほど!


安里)
これまで沖縄の観光でインバウンド戦略では
アジアが主なターゲットで、
消費型の観光がクローズアップされてきたじゃないですか。
幸喜)
爆買いというやつですね。
沖縄でもドラッグストアにバスで乗り付けてるのをよく見かけます。
安里)
うん、それも一程の時期が来ると収まってくるし、
これからの観光を考えた時に
欧米をターゲットにしていかないといけない。
成熟国家は文化や自然に触れることが
最高のセレブリティでありステイタスだから
十数時間かけて沖縄に入ってきて、
文化とか自然、ストーリーを訪ね歩く旅を好みますよね。
だから今回の世界自然遺産への登録申請は
時期的にとてもいいんじゃないかと思います。


幸喜)
確かに、北欧人の友人と鎌倉に行った時に、
全く写真も載っていない文章だけの
ガイドブックを持っていたので驚きました。
日本人とは全然、視点が違うんでしょうね。
この番組はどういう目的で作られてるんですか?
安里)
世界自然遺産への登録への運動を盛り上げていくことと、
もともとの奄美と沖縄のつながりを
再確認しよう、ということなんです。
僕らは普段そんなに奄美大島との
文化のつながりを意識することはありませんが、
向こうの方々は沖縄とのつながりを
大切に感じて下さってるんだよね。
例えば土地の言葉であるとか
音楽であるとか、はたまた料理とか、
それに触れるごとに琉球とのつながりを前提に語ってくるんです。
だから、もっと僕らも意識しなきゃいけないなと思いました。
幸喜)
確かに、元ちとせとか、奄美出身の歌手が出てくると
「沖縄と似てる」みたいな仲間意識は感じますが、
普段は意識しないですね。
安里)
そうそう。だから、もっと沖縄の人に奄美に行ってほしいですね。
当時、奄美の中で琉球に統治されていた時代の
役人さんが住んでたところとかお墓とかもあるしね。
実は奄美と沖縄には複雑な時代背景もあって、
奄美と沖縄が分断されたのはやっぱり先の大戦後なんです。
奄美は民衆の署名活動とかで沖縄より18年先に本土復帰した。
幸喜)
18年も先なんですか!
安里)
それに対して、奄美の年寄りの方々は
「沖縄に申し訳ない」と感じてる方もいて。
片や沖縄は、当時、沖縄にいる奄美出身者を
公職から追放したりということがあって、
沖縄の当時を知る方々も
奄美に対して申し訳ないというか、
悪いことをしてしまったという複雑な感情を持って
戦後を過ごしてきているんです。
幸喜)
ああ、沖縄の方言でいう「変なぁー」という感じでしょうか、複雑ですね。
安里)
そうそう、「変なぁー」(笑)。
それで一つになる機会もないまま今に至るんですが
今回、世界自然遺産に
一つのエリアとして申請するわけですから
お互いのつながりを再確認する
いい機会になると思うんです。
実は飛行機で40分ぐらいで、すごく近いし!
来年に申請して、2018年に決定するそうなので
それまでに是非遊びに行ってほしいです。
幸喜)
私の旦那さんは与論島が好きで
一人で船旅していましたが
私もついていかんとですね!
安里)
手つかずのビーチもいっぱいありますから、
世界自然遺産に登録されたら
世界中の投資家が目を向けるんじゃないかな。
まずは「絆を紡ぐぶらり旅」是非ご覧ください!
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琉球朝日放送(QAB)
目指せ!奄美・琉球世界自然遺産
絆を紡ぐぶらり旅!
放送日程
12月10日(土) 9時30分~(終了)
12月17日(土)10時20分~
12月24日(土)10時20分~
http://www.env.go.jp/nature/np/yambaru.html
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Posted by 安里繁信 at 14:44│Comments(0)
│しげ脳(対談形式)
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