2016年09月29日
安里繁信のしげ脳vol.320「世界のウチナーンチュ大会への想い」
安里繁信のしげ脳vol.320「世界のウチナーンチュ大会への想い」

安里)
今年いよいよ、世界のウチナーンチュ大会が
5年ぶりに開催されます!
*世界のウチナーンチュ大会とは、主に移民として世界各国に移り住んだ県系人やその子孫が母県である”OKINAWA“に集い、そのルーツを確認したり、各種の交流が行われる大会で、5年に一度開催されるお祭りのこと。
公式サイト http://wuf2016.com/jp/
幸喜)
5年ぶりの開催、盛り上がるでしょうね~!
安里)
沖縄から海外に移住された方々が帰って来たり、
二世、三世の方々が祖先の故郷に来てくれることに
心から歓迎の意を表したいですし、
5年前の大会から沖縄は
どう成長してるかを鑑みる機会にもしたいですね。
幸喜)
この5年でだいぶ発展したんじゃないですか!?
先日、友人が3年ぶりに来沖して
「街も空港もすごく発展してる」と驚いてました。
安里)
それは嬉しいね!
この大会においてね、
こうだったらいいのにな、と思うことがあって。
それはね、迎え入れる我々が
自国の国旗である
日の丸の旗をあげて
パレードしてほしいな、ということです。
幸喜)
今はやってないんですか?
安里)
うん。県旗を掲げてるんですが、
日本の日の丸はないんです。
そこに僕は寂しさと違和感を感じてて。
時代ごとにいろんな背景があるにせよ、
僕は日の丸を掲げてほしいなと思うんですよね。
幸喜)
今は沖縄と日本が辺野古の問題で対立してますが、
そういうことも関係してるんでしょうか。
安里)
いや、特に意識してそうなってるわけではないと思います。
おそらく県主催のイベントだし、
前からそうだったから続けているだけで
誰もそこに疑問を持っていないんじゃないかな。
ただ、僕は違和感を感じたんですよね。
かつて沖縄には「日本人になりたくても
なれなかったウチナーンチュ」
っていう言葉を残した偉大な政治家もいるように(注)、
歴史的な流れを見てても
沖縄と日本を区別する意識が
双方にあったと思うんです。
僕はそれは乗り越えていかなきゃいけないと思うのが一つです。
もう一つ、移民政策っていうのは
戦前の疲弊した沖縄の経済を救うため、
それと過剰な人口を抑える目的もあって実施されたんですが
移住先で大儲けできるというような言葉を信じて
夢を持って海を渡って行ったら
そこはジャングルで地獄が待っていた。
未開の地で土を作るところから
始めなきゃいけなかったというのは
すごく過酷だったと思うんです。
知り合いもいない言葉も違う中で
仕事を一から作って、
土地にもなじまなきゃいけなかった。
それでも、苦労して稼いだお金を蓄え、
沖縄に住む家族に向けて送金してくれたから
沖縄はすごく助けられたんです。
聞くところによると、
昭和の初め頃の
海外移民からの沖縄への送金額は何と
県の歳入総額の半分以上を
占めていたらしいんだよね。
幸喜)
そんなに!すごいことですね!
海の向こうで家族を思って必死で働いたんですね。
安里)
なぁ!沖縄に住む家族との絆や
ふるさとへの深い想いを感じるよね。
そういう方々が、ブラジルやアルゼンチン、
ボリビアやペルー、ハワイとかね、
各国から自らの暮らす国と国旗、
誇りを背負って自らのルーツを有する国日本、
ふるさと沖縄に帰ってくる。
辛いことも悲しいことも全て乗り越えて
「こんな風に生きてきたんだ!」と堂々とね。
そんな力強く国旗を掲げている姿に
彼らのプライドを強く感じるんです。
あの気概を見てると、僕らは彼らほど
日本への誇りを持ってないんじゃないかと
疑問になるんだよね。
幸喜)
確かにそうですね。
アルゼンチンのウチナーンチュ代表、
ブラジルのウチナーンチュ代表、という風にやってくる方々に比べると
私を含め、日本という国への誇らしさは持ってない気がします。
安里)
そう、だからね、彼らを迎え入れる僕らも
国の誇りを示したいんですよね。
日本の中で輝いている
ウチナーンチュとして。
国際社会に対して日本って
どれほど恵まれた国かも感謝したいですしね。
課題はあげたらきりがないけれど、
課題は解決していけばいい。
だからいつかね、世界のウチナーンチュ大会で
日本の国旗が掲揚される日を楽しみにしています。
幸喜)
まずは今年の大会も盛り上がることを楽しみにしたいですね!
(注)沖縄県知事、衆議院議員、那覇市長、立法議員等を歴任した沖縄の政治家、
西銘順治氏が1985年、朝日新聞のインタビューで「沖縄の心」とは何かを訊かれ
「ヤマトゥンチュになりたくてなりきれない心」と答えたとされている。



安里)
今年いよいよ、世界のウチナーンチュ大会が
5年ぶりに開催されます!
*世界のウチナーンチュ大会とは、主に移民として世界各国に移り住んだ県系人やその子孫が母県である”OKINAWA“に集い、そのルーツを確認したり、各種の交流が行われる大会で、5年に一度開催されるお祭りのこと。
公式サイト http://wuf2016.com/jp/
幸喜)
5年ぶりの開催、盛り上がるでしょうね~!
安里)
沖縄から海外に移住された方々が帰って来たり、
二世、三世の方々が祖先の故郷に来てくれることに
心から歓迎の意を表したいですし、
5年前の大会から沖縄は
どう成長してるかを鑑みる機会にもしたいですね。
幸喜)
この5年でだいぶ発展したんじゃないですか!?
先日、友人が3年ぶりに来沖して
「街も空港もすごく発展してる」と驚いてました。
安里)
それは嬉しいね!
この大会においてね、
こうだったらいいのにな、と思うことがあって。
それはね、迎え入れる我々が
自国の国旗である
日の丸の旗をあげて
パレードしてほしいな、ということです。
幸喜)
今はやってないんですか?
安里)
うん。県旗を掲げてるんですが、
日本の日の丸はないんです。
そこに僕は寂しさと違和感を感じてて。
時代ごとにいろんな背景があるにせよ、
僕は日の丸を掲げてほしいなと思うんですよね。
幸喜)
今は沖縄と日本が辺野古の問題で対立してますが、
そういうことも関係してるんでしょうか。
安里)
いや、特に意識してそうなってるわけではないと思います。
おそらく県主催のイベントだし、
前からそうだったから続けているだけで
誰もそこに疑問を持っていないんじゃないかな。
ただ、僕は違和感を感じたんですよね。
かつて沖縄には「日本人になりたくても
なれなかったウチナーンチュ」
っていう言葉を残した偉大な政治家もいるように(注)、
歴史的な流れを見てても
沖縄と日本を区別する意識が
双方にあったと思うんです。
僕はそれは乗り越えていかなきゃいけないと思うのが一つです。
もう一つ、移民政策っていうのは
戦前の疲弊した沖縄の経済を救うため、
それと過剰な人口を抑える目的もあって実施されたんですが
移住先で大儲けできるというような言葉を信じて
夢を持って海を渡って行ったら
そこはジャングルで地獄が待っていた。
未開の地で土を作るところから
始めなきゃいけなかったというのは
すごく過酷だったと思うんです。
知り合いもいない言葉も違う中で
仕事を一から作って、
土地にもなじまなきゃいけなかった。
それでも、苦労して稼いだお金を蓄え、
沖縄に住む家族に向けて送金してくれたから
沖縄はすごく助けられたんです。
聞くところによると、
昭和の初め頃の
海外移民からの沖縄への送金額は何と
県の歳入総額の半分以上を
占めていたらしいんだよね。
幸喜)
そんなに!すごいことですね!
海の向こうで家族を思って必死で働いたんですね。
安里)
なぁ!沖縄に住む家族との絆や
ふるさとへの深い想いを感じるよね。
そういう方々が、ブラジルやアルゼンチン、
ボリビアやペルー、ハワイとかね、
各国から自らの暮らす国と国旗、
誇りを背負って自らのルーツを有する国日本、
ふるさと沖縄に帰ってくる。
辛いことも悲しいことも全て乗り越えて
「こんな風に生きてきたんだ!」と堂々とね。
そんな力強く国旗を掲げている姿に
彼らのプライドを強く感じるんです。
あの気概を見てると、僕らは彼らほど
日本への誇りを持ってないんじゃないかと
疑問になるんだよね。
幸喜)
確かにそうですね。
アルゼンチンのウチナーンチュ代表、
ブラジルのウチナーンチュ代表、という風にやってくる方々に比べると
私を含め、日本という国への誇らしさは持ってない気がします。
安里)
そう、だからね、彼らを迎え入れる僕らも
国の誇りを示したいんですよね。
日本の中で輝いている
ウチナーンチュとして。
国際社会に対して日本って
どれほど恵まれた国かも感謝したいですしね。
課題はあげたらきりがないけれど、
課題は解決していけばいい。
だからいつかね、世界のウチナーンチュ大会で
日本の国旗が掲揚される日を楽しみにしています。
幸喜)
まずは今年の大会も盛り上がることを楽しみにしたいですね!
(注)沖縄県知事、衆議院議員、那覇市長、立法議員等を歴任した沖縄の政治家、
西銘順治氏が1985年、朝日新聞のインタビューで「沖縄の心」とは何かを訊かれ
「ヤマトゥンチュになりたくてなりきれない心」と答えたとされている。




2016年09月21日
安里繁信のしげ脳vol.319「後継者の道筋」
安里繁信のしげ脳vol.319「後継者の道筋」
幸喜)
会長、今日は質問がありまして。
安里)
なんでも聞いてください!
幸喜)
私は両親のお店ブエノチキンの二代目として働いてるのですが
お店に入って4年目にしていよいよ、
本格的に引き継ぎをすることになりまして。
ブエノチキン浦添HP http://www.buenourasoe.com/

安里)
おお!
幸喜)
とは言っても、まずは経理を引き継ぐだけで
お父さんとお母さんは現役バリバリでお店に出るのですが、
会長はどういう流れで仕事や会社を
引き継いでいったんだろうかと気になりました。
うちの場合、父と母から
後継になってくれと言われたわけじゃなく
私が勝手にお店に飛び込んで行ったので、
彼らには継承のビジョンとか計画がないんですよね。
なので私なりに道筋を描いてるのですが
会長はどういう段階を経て
お父様の仕事を引き継いでいったんでしょう。
安里)
僕も後継者としての自覚があったわけではないです。
家族経営って、何かあったら
家族みんな身ぐるみ剥がされる、
というのが世の常じゃないですか。
幸喜)
そうですね~。
安里)
だから僕の場合もそういう状況があって、
資金繰りに危機感を持ったのが最初ですね。
せっかく目の前に
チャンスが来たのに
投資ができない、融資が
受けられないという状況があって。
でも会社の財務体質が
どうなってるのか分からないし
どう改善していいか分からない。
だからそれを調べることから始めたんです。
よし、引き継ごうと思ってやったわけではなく
必要に迫られて勉強し始めたのが、
僕と数字の関わりですね。
幸喜)
その頃はもう「株式会社あんしん」が軌道に乗っていたんですよね、
一体何があったんですか?
安里)
ほら、バブルの崩壊があったでしょう。
会社の規模は大きくないにせよやっぱり余波があって。
ある銀行の不良債権を押し付けられたんです。
そこから事態が深刻化していった。
幸喜)
会長がトラック運転手をしていた頃ですよね。
(運送会社「株式会社あんしん」のトラックドライバーをしていた)
安里)
うん。それで当時知り合いになった方々に相談したり。
あの時代背景が考えるきっかけをくれたと思いますね。
幸喜)
今だからピンチはチャンスだったと言えますが
当時はデージ(大変)だったんでしょうね~。
安里)
全てに余裕がなかったです。
とにかく今日中になんとかしようとか、
がむしゃらだったね。現場もしながらだし。
幸喜)
それは、当時の社長である
お父様に指示されたわけではないんですよね。
安里)
うん、違うね。
親父からすると当時取引していた
その金融機関を裏切れない、だとかね
もう言葉にはできない、いろんな人間模様がありましたよ。
幸喜)
うわぁ、そうでしたか。
安里)
結果として、金融機関を別に移したんですね。
でも親父はそこまでして事業拡大しなくていい、という意見だった。
僕はお客様からのニーズもあるしチャンスだし、
これを乗り越えないと次のチャンスはないと思ったから
しょっちゅう大げんかでしたね。
親父が「お前は出ていけ、
目の前から消えろ」って言えば
僕は生意気ですから
「刺し違えるぞ」と言い返して
「なにぃ」とケンカが始まるわけです(笑)
幸喜)
しかもお二人とも空手してて強いから恐ろしいですね、
誰も止めに入りたくない(笑)
安里)
そんなんだから、
事業を引き継ぐとかの話じゃなかったね。
幸喜)
前に、お二人がケンカしてるのをお母様が
「私が出ていく」と言って止めたという話もありましたね。
安里)
そうそう。
今になって、僕が倅(せがれ)からそんなこと言われたら
どんな気持ちかなと想像できるし
結果として僕の意見を受け入れてくれた
親父の度量の大きさを感じるよね。
幸喜)
お父様が認めてくれたんですね。
安里)
きっと親父は僕のことぶん殴りたいぐらい
ムカついたはずですから
僕の意見で進めていいという決断は大変だったと思います。
幸喜)
そうですよね、
その決断一つで会社が傾くかもしれないわけで。
安里)
そればっかりは分からない事ですが、
僕らはとりあえず選択したことで今がある。
最初の朝子の質問に戻ると、
僕は後継になろうと考えてやったわけじゃなくて
やらざるを得ない状況だった。
それは今の勉強スタイルと同じなんですが
勉強したくてやったことは
今まで一回もなくて、
必要だから学ぶ、
疑問を持ったから調べる、
そういう連鎖でやってきましたね。
幸喜)
それはきっと吸収率が高いですよね。
安里)
うん。学び方って色々あると思いますが
納得するまでやること、ベストを尽くすことですね。
幸喜)
なるほど、そうやって必死にやってれば
辿り着くところは同じかもしれませんね。
安里)
そうだね。
朝子もいずれは経理を人に任せるとしても
中身を把握しておかないと
経営者としての正しい判断ができるかクエッションです。
結論を出す立場になるわけですから
その前提となる基礎的な知識を
身につけるのは大事です。
幸喜)
そうですね!今は必要に迫られて
数字の苦手な私が経理をしていますが頑張ります。
安里)
数字の得意な人っていないよ~!
幸喜)
それが、うちの旦那さんは数字が大好きなんです。
小さい頃から「¥をつければ計算間を違えない子供」
と言われてたそうです(笑)
安里)
朝子にないものを持ってる旦那でよかったなぁ!
僕はロマンとそろばんでいうとロマン派だよ。
もちろんリスクも計算しますがチャレンジャーですね。
だから朝子も頑張ってください。
幸喜)
はい、経営者らしくなれるよう頑張ります!
安里)
経営者らしく、じゃなく、「朝子らしく」。
「●●らしい」っていう既存のイメージは
誰かが作った無難なものですから、
朝子が経営者である理由がそこにあれば
いいお店になると思います。
幸喜)
はい!今は両親の手のひらで自由にさせもらってる状況なので
責任重大ですが・・・やりがいがあります。
安里)
頑張ってください!



幸喜)
会長、今日は質問がありまして。
安里)
なんでも聞いてください!
幸喜)
私は両親のお店ブエノチキンの二代目として働いてるのですが
お店に入って4年目にしていよいよ、
本格的に引き継ぎをすることになりまして。
ブエノチキン浦添HP http://www.buenourasoe.com/
安里)
おお!
幸喜)
とは言っても、まずは経理を引き継ぐだけで
お父さんとお母さんは現役バリバリでお店に出るのですが、
会長はどういう流れで仕事や会社を
引き継いでいったんだろうかと気になりました。
うちの場合、父と母から
後継になってくれと言われたわけじゃなく
私が勝手にお店に飛び込んで行ったので、
彼らには継承のビジョンとか計画がないんですよね。
なので私なりに道筋を描いてるのですが
会長はどういう段階を経て
お父様の仕事を引き継いでいったんでしょう。
安里)
僕も後継者としての自覚があったわけではないです。
家族経営って、何かあったら
家族みんな身ぐるみ剥がされる、
というのが世の常じゃないですか。
幸喜)
そうですね~。
安里)
だから僕の場合もそういう状況があって、
資金繰りに危機感を持ったのが最初ですね。
せっかく目の前に
チャンスが来たのに
投資ができない、融資が
受けられないという状況があって。
でも会社の財務体質が
どうなってるのか分からないし
どう改善していいか分からない。
だからそれを調べることから始めたんです。
よし、引き継ごうと思ってやったわけではなく
必要に迫られて勉強し始めたのが、
僕と数字の関わりですね。
幸喜)
その頃はもう「株式会社あんしん」が軌道に乗っていたんですよね、
一体何があったんですか?
安里)
ほら、バブルの崩壊があったでしょう。
会社の規模は大きくないにせよやっぱり余波があって。
ある銀行の不良債権を押し付けられたんです。
そこから事態が深刻化していった。
幸喜)
会長がトラック運転手をしていた頃ですよね。
(運送会社「株式会社あんしん」のトラックドライバーをしていた)
安里)
うん。それで当時知り合いになった方々に相談したり。
あの時代背景が考えるきっかけをくれたと思いますね。
幸喜)
今だからピンチはチャンスだったと言えますが
当時はデージ(大変)だったんでしょうね~。
安里)
全てに余裕がなかったです。
とにかく今日中になんとかしようとか、
がむしゃらだったね。現場もしながらだし。
幸喜)
それは、当時の社長である
お父様に指示されたわけではないんですよね。
安里)
うん、違うね。
親父からすると当時取引していた
その金融機関を裏切れない、だとかね
もう言葉にはできない、いろんな人間模様がありましたよ。
幸喜)
うわぁ、そうでしたか。
安里)
結果として、金融機関を別に移したんですね。
でも親父はそこまでして事業拡大しなくていい、という意見だった。
僕はお客様からのニーズもあるしチャンスだし、
これを乗り越えないと次のチャンスはないと思ったから
しょっちゅう大げんかでしたね。
親父が「お前は出ていけ、
目の前から消えろ」って言えば
僕は生意気ですから
「刺し違えるぞ」と言い返して
「なにぃ」とケンカが始まるわけです(笑)
幸喜)
しかもお二人とも空手してて強いから恐ろしいですね、
誰も止めに入りたくない(笑)
安里)
そんなんだから、
事業を引き継ぐとかの話じゃなかったね。
幸喜)
前に、お二人がケンカしてるのをお母様が
「私が出ていく」と言って止めたという話もありましたね。
安里)
そうそう。
今になって、僕が倅(せがれ)からそんなこと言われたら
どんな気持ちかなと想像できるし
結果として僕の意見を受け入れてくれた
親父の度量の大きさを感じるよね。
幸喜)
お父様が認めてくれたんですね。
安里)
きっと親父は僕のことぶん殴りたいぐらい
ムカついたはずですから
僕の意見で進めていいという決断は大変だったと思います。
幸喜)
そうですよね、
その決断一つで会社が傾くかもしれないわけで。
安里)
そればっかりは分からない事ですが、
僕らはとりあえず選択したことで今がある。
最初の朝子の質問に戻ると、
僕は後継になろうと考えてやったわけじゃなくて
やらざるを得ない状況だった。
それは今の勉強スタイルと同じなんですが
勉強したくてやったことは
今まで一回もなくて、
必要だから学ぶ、
疑問を持ったから調べる、
そういう連鎖でやってきましたね。
幸喜)
それはきっと吸収率が高いですよね。
安里)
うん。学び方って色々あると思いますが
納得するまでやること、ベストを尽くすことですね。
幸喜)
なるほど、そうやって必死にやってれば
辿り着くところは同じかもしれませんね。
安里)
そうだね。
朝子もいずれは経理を人に任せるとしても
中身を把握しておかないと
経営者としての正しい判断ができるかクエッションです。
結論を出す立場になるわけですから
その前提となる基礎的な知識を
身につけるのは大事です。
幸喜)
そうですね!今は必要に迫られて
数字の苦手な私が経理をしていますが頑張ります。
安里)
数字の得意な人っていないよ~!
幸喜)
それが、うちの旦那さんは数字が大好きなんです。
小さい頃から「¥をつければ計算間を違えない子供」
と言われてたそうです(笑)
安里)
朝子にないものを持ってる旦那でよかったなぁ!
僕はロマンとそろばんでいうとロマン派だよ。
もちろんリスクも計算しますがチャレンジャーですね。
だから朝子も頑張ってください。
幸喜)
はい、経営者らしくなれるよう頑張ります!
安里)
経営者らしく、じゃなく、「朝子らしく」。
「●●らしい」っていう既存のイメージは
誰かが作った無難なものですから、
朝子が経営者である理由がそこにあれば
いいお店になると思います。
幸喜)
はい!今は両親の手のひらで自由にさせもらってる状況なので
責任重大ですが・・・やりがいがあります。
安里)
頑張ってください!




2016年08月31日
安里繁信のしげ脳vol.318「夏の思い出」
安里繁信のしげ脳vol.318「夏の思い出」

幸喜)
9月に入り風も秋っぽくなってきましたね。
変わらず忙しい夏だったと思いますが、
特別な思い出はありますか?
安里)
山ほどありますよ~!
特に楽しかったのがね、1か月ほど前かと思うのですが
海の日に男だけで慶良間島に釣りに行ってきたんですよ。
幸喜)
facebookで拝見しました!
会長には珍しく完全オフな感じでしたね。


安里)
そう、なかなかないね!
朝から夕方まで出てましたから、
こうして丸々1日オフって本当に久し振りです。
安里軍団という仲間が企画してくれて、
全国から釣り好きが集まりました。
幸喜)
そこで思わず、日焼けしすぎたわけですね(笑)
安里)
だって、みんな色黒いんだよ!
僕だけ白かったから、「これは海の男としていかんでしょう」と。
ゴルフ焼けで袖に日焼けの跡がついてたから
それを消そうということになったんですが、
釣りに夢中になって気がついたらこんなことになってました。
幸喜)
黒すぎて向かいに座ってる会長が見えないです(笑)
安里)
久しぶりにこんなに焼けましたね~。
こんなに黒いと社会人としてどうかと思うよなぁ(笑)
幸喜)
いやぁ、若々しくて素敵です!
それにしてもすごく楽しそうでしたね。
船で釣りをしたりバーベキューをしたり、
スイカを食べながら泳いでいたり。
海もすごく綺麗で羨ましいです!
安里)
グルクンも4匹釣れたしね!

幸喜)
お友達は皆さん、普段から釣りをされてる方なんですか?
安里)
そう。北海道でワカサギ釣りを一緒にしたやつもいれば
熱海で釣りに連れて行ってくれたやつもいてね。
僕が講演で県外に行くと
仲間がその合間に釣りをセッティングしてくれる。
海ってね、完全に非日常なんです。
海に入ると海しかない。
携帯電話も繋がりにくいしね。
体は疲れるけどすごく
スッキリした気分になれるんです。
幸喜)
特に沖縄の、慶良間の海なんて最高ですね!
安里)
うん、ウミガメにも遭遇して一緒に泳いだし!
幸喜)
うわぁ~羨ましい!
それにしても、そこに美女の姿はありませんでしたね?
大人の男性が集まって船で遊ぶ、っていうと
シャンパンとフルーツと美女が付いてくるイメージですが(笑)
安里)
いないね(笑)
海の神様って女性らしいんですよ。
だから女性を連れて行くと
神様が嫉妬して釣れないんだって。
だからザ・男祭です(笑)
幸喜)
中学生みたいでいいですね~!
皆さんきっとご活躍されてる方だと思いますが、
海の写真は少年のようでした。
安里)
うん、皆さん実業家ですからね、
日々すごく忙しくしてますが
この夏にもう一回集まりたいねと話してます。
それでまた日々の仕事が頑張れますから。
幸喜)
その際は日焼け止めをしっかり塗って挑まないとですね!
安里)
はい、失敗から学びたいと思います(笑)




幸喜)
9月に入り風も秋っぽくなってきましたね。
変わらず忙しい夏だったと思いますが、
特別な思い出はありますか?
安里)
山ほどありますよ~!
特に楽しかったのがね、1か月ほど前かと思うのですが
海の日に男だけで慶良間島に釣りに行ってきたんですよ。
幸喜)
facebookで拝見しました!
会長には珍しく完全オフな感じでしたね。


安里)
そう、なかなかないね!
朝から夕方まで出てましたから、
こうして丸々1日オフって本当に久し振りです。
安里軍団という仲間が企画してくれて、
全国から釣り好きが集まりました。
幸喜)
そこで思わず、日焼けしすぎたわけですね(笑)
安里)
だって、みんな色黒いんだよ!
僕だけ白かったから、「これは海の男としていかんでしょう」と。
ゴルフ焼けで袖に日焼けの跡がついてたから
それを消そうということになったんですが、
釣りに夢中になって気がついたらこんなことになってました。
幸喜)
黒すぎて向かいに座ってる会長が見えないです(笑)
安里)
久しぶりにこんなに焼けましたね~。
こんなに黒いと社会人としてどうかと思うよなぁ(笑)
幸喜)
いやぁ、若々しくて素敵です!
それにしてもすごく楽しそうでしたね。
船で釣りをしたりバーベキューをしたり、
スイカを食べながら泳いでいたり。
海もすごく綺麗で羨ましいです!
安里)
グルクンも4匹釣れたしね!

幸喜)
お友達は皆さん、普段から釣りをされてる方なんですか?
安里)
そう。北海道でワカサギ釣りを一緒にしたやつもいれば
熱海で釣りに連れて行ってくれたやつもいてね。
僕が講演で県外に行くと
仲間がその合間に釣りをセッティングしてくれる。
海ってね、完全に非日常なんです。
海に入ると海しかない。
携帯電話も繋がりにくいしね。
体は疲れるけどすごく
スッキリした気分になれるんです。
幸喜)
特に沖縄の、慶良間の海なんて最高ですね!
安里)
うん、ウミガメにも遭遇して一緒に泳いだし!
幸喜)
うわぁ~羨ましい!
それにしても、そこに美女の姿はありませんでしたね?
大人の男性が集まって船で遊ぶ、っていうと
シャンパンとフルーツと美女が付いてくるイメージですが(笑)
安里)
いないね(笑)
海の神様って女性らしいんですよ。
だから女性を連れて行くと
神様が嫉妬して釣れないんだって。
だからザ・男祭です(笑)
幸喜)
中学生みたいでいいですね~!
皆さんきっとご活躍されてる方だと思いますが、
海の写真は少年のようでした。
安里)
うん、皆さん実業家ですからね、
日々すごく忙しくしてますが
この夏にもう一回集まりたいねと話してます。
それでまた日々の仕事が頑張れますから。
幸喜)
その際は日焼け止めをしっかり塗って挑まないとですね!
安里)
はい、失敗から学びたいと思います(笑)




2016年08月26日
安里繁信のしげ脳vol.317「町づくりを市民の手で」
安里繁信のしげ脳vol.317「町づくりを市民の手で」

幸喜)
先日、シンバネットワークが協力事業として行った
「市民の夢応援プロジェクト」の授賞式が行われたそうですね。
これはどう言った取り組みなのですか?
安里)
「シンバネットワーク協力事業
平成28年度 市民の夢応援プロジェクト」ですね。
もともとは「町づくりプラン賞」というものを
財源として浦添市が200万円と、
国交相の外郭団体MINTO(民間都市開発推進機構)が
いくらか出して運営してたんですね。
それは開発の企画を主な対象としてたんですが
市政40周年のタイミングでソフトに移行しようということになって
ソフト面の企画も受け入れることになったんです。
とはいえ、財源が豊富じゃなくて。
一括交付金も当てられない事業なんです。
でも市民や自治体がどんどん提案してくる
いい事業だから継続したいという話を聞いて、
ならば、我が社あんしんも創業50周年で
合わせてシンバネットワークも設立15周年。
この節目で地元浦添市に根ざす企業として
こういう新しい企業参画の公の事業があっても
いいんじゃないかということで
シンバからも200万円を寄付し
参画させていただくことになりました。
それでネーミングライツではないですが、
シンバの冠で実施していただく形になりました。

応募のチラシ
受賞団体についてはこちら
http://www.city.urasoe.lg.jp/docs/2016060900011/
幸喜)
受賞したものにはどういったものがありましたか。
安里)
いろいろあったけど、
モニュメントを作って子供たちに思いを伝えていくとか、
廃れたお祭りを復活させたいとか、
人材育成として子供たちを渡嘉敷島に連れて行くとか。
幸喜)
どれも面白そうで決めかねますね~。
安里)
そうなんです!
だから、今回はこれまでになかった視点を
2つ提案して加えさせていただきました。
「公共性」と「持続性」です。
助成金ありきの事業って寂しいじゃないですか。
幸喜)
なるほど、助成金はあくまでスタートアップのための
資金でしかないということですね。
安里)
そうです。これを活かして事業を始めるけれど
後々は自分たちの資金で運営できるという
目処が立ってるものじゃないといけないと思うんです。
今まではできるだけ提案者みなさんに
予算配分できるようにしていたんですが、
今回からは思いきって
持続可能だと思えるものに絞らせていただきました。
幸喜)
貴重な財源ですもんね、無駄にはしてほしくないです。
安里)
そうなんです。だからね、
受賞したみなさんにお伝えしたのは、
寄付した予算は
余ってるお金でもなんでもなくて、
僕らの社員さんが
汗をかいて努力して生み出した
限られた予算ですから、
ぜひその想いを汲み取って欲しい
という話をさせていただきました。
それと、地域の企業の方々にも
「国が何かしてくれるだろう」とか
「行政が何もしてくれない」とかいう主張だけじゃなくて
自分たちの出来る範囲で、「自分にもこんなことができるよ」と
関わっていくきっかけになればいいな。
そういう話も最後の講評でさせていただきました。
何も僕たちシンバは偉いことやってるよ、
っていうわけじゃなくて
シンバがやってるなら
自分たちも何かやろうかな、
僕たちこんなことなら手伝えるよ、
っていう声が上がることを期待しています。
幸喜)
町づくりがもっと市民のものになるといいですよね。
こうした事業をすることで
シンバ自体にも公性が出てきますね。
安里)
そうだね。
地域の発展なしに
企業の発展はありませんから。
朝子の働くブエノチキンも何か関わるといいですよ。
僕もいろんなこと考えています。
いずれにしても、
国も地方自治体もお金がない中で、
みんなが「ないない」と言ってたら何もできない。
企業も決してお金があるわけじゃないけど、
みんなでちょっとづつ
協力しあう関係が求められてる気がする。
そういう新しいユイマールの形ができてもいいんじゃなかな。
だから僕は会社の前の道の草刈りも時々やってるしね。
幸喜)
よく草刈りしてらっしゃいますよね!
時間がちょっと空いたからと言って
なかなかできることではないと思います。

安里)
自分の会社の前しかやらないのか、って言われるのも嫌なので
どんどんエリアが広がってます(笑)
幸喜)
そろそろ本業が草刈り屋さんになりそうですよね(笑)
安里)
マイツルハシも買いました(笑)
ただ、草刈りしてるのを見て
ありがとうと言ってくれる方もいれば
行政がやるべきという方もいれば
余計なことしないでという方もいる。
いろんな意見がありますが、
僕は自分ができることとして草を刈る人間でありたい。
幸喜)
私も隣の定食屋さんまで掃除します!
安里)
それぞれが、できることをしていけたらいいよね。
来年も「市民の夢応援プロジェクト」継続する予定ですので、
エントリーお願いします!




幸喜)
先日、シンバネットワークが協力事業として行った
「市民の夢応援プロジェクト」の授賞式が行われたそうですね。
これはどう言った取り組みなのですか?
安里)
「シンバネットワーク協力事業
平成28年度 市民の夢応援プロジェクト」ですね。
もともとは「町づくりプラン賞」というものを
財源として浦添市が200万円と、
国交相の外郭団体MINTO(民間都市開発推進機構)が
いくらか出して運営してたんですね。
それは開発の企画を主な対象としてたんですが
市政40周年のタイミングでソフトに移行しようということになって
ソフト面の企画も受け入れることになったんです。
とはいえ、財源が豊富じゃなくて。
一括交付金も当てられない事業なんです。
でも市民や自治体がどんどん提案してくる
いい事業だから継続したいという話を聞いて、
ならば、我が社あんしんも創業50周年で
合わせてシンバネットワークも設立15周年。
この節目で地元浦添市に根ざす企業として
こういう新しい企業参画の公の事業があっても
いいんじゃないかということで
シンバからも200万円を寄付し
参画させていただくことになりました。
それでネーミングライツではないですが、
シンバの冠で実施していただく形になりました。

応募のチラシ
受賞団体についてはこちら
http://www.city.urasoe.lg.jp/docs/2016060900011/
幸喜)
受賞したものにはどういったものがありましたか。
安里)
いろいろあったけど、
モニュメントを作って子供たちに思いを伝えていくとか、
廃れたお祭りを復活させたいとか、
人材育成として子供たちを渡嘉敷島に連れて行くとか。
幸喜)
どれも面白そうで決めかねますね~。
安里)
そうなんです!
だから、今回はこれまでになかった視点を
2つ提案して加えさせていただきました。
「公共性」と「持続性」です。
助成金ありきの事業って寂しいじゃないですか。
幸喜)
なるほど、助成金はあくまでスタートアップのための
資金でしかないということですね。
安里)
そうです。これを活かして事業を始めるけれど
後々は自分たちの資金で運営できるという
目処が立ってるものじゃないといけないと思うんです。
今まではできるだけ提案者みなさんに
予算配分できるようにしていたんですが、
今回からは思いきって
持続可能だと思えるものに絞らせていただきました。
幸喜)
貴重な財源ですもんね、無駄にはしてほしくないです。
安里)
そうなんです。だからね、
受賞したみなさんにお伝えしたのは、
寄付した予算は
余ってるお金でもなんでもなくて、
僕らの社員さんが
汗をかいて努力して生み出した
限られた予算ですから、
ぜひその想いを汲み取って欲しい
という話をさせていただきました。
それと、地域の企業の方々にも
「国が何かしてくれるだろう」とか
「行政が何もしてくれない」とかいう主張だけじゃなくて
自分たちの出来る範囲で、「自分にもこんなことができるよ」と
関わっていくきっかけになればいいな。
そういう話も最後の講評でさせていただきました。
何も僕たちシンバは偉いことやってるよ、
っていうわけじゃなくて
シンバがやってるなら
自分たちも何かやろうかな、
僕たちこんなことなら手伝えるよ、
っていう声が上がることを期待しています。
幸喜)
町づくりがもっと市民のものになるといいですよね。
こうした事業をすることで
シンバ自体にも公性が出てきますね。
安里)
そうだね。
地域の発展なしに
企業の発展はありませんから。
朝子の働くブエノチキンも何か関わるといいですよ。
僕もいろんなこと考えています。
いずれにしても、
国も地方自治体もお金がない中で、
みんなが「ないない」と言ってたら何もできない。
企業も決してお金があるわけじゃないけど、
みんなでちょっとづつ
協力しあう関係が求められてる気がする。
そういう新しいユイマールの形ができてもいいんじゃなかな。
だから僕は会社の前の道の草刈りも時々やってるしね。
幸喜)
よく草刈りしてらっしゃいますよね!
時間がちょっと空いたからと言って
なかなかできることではないと思います。

安里)
自分の会社の前しかやらないのか、って言われるのも嫌なので
どんどんエリアが広がってます(笑)
幸喜)
そろそろ本業が草刈り屋さんになりそうですよね(笑)
安里)
マイツルハシも買いました(笑)
ただ、草刈りしてるのを見て
ありがとうと言ってくれる方もいれば
行政がやるべきという方もいれば
余計なことしないでという方もいる。
いろんな意見がありますが、
僕は自分ができることとして草を刈る人間でありたい。
幸喜)
私も隣の定食屋さんまで掃除します!
安里)
それぞれが、できることをしていけたらいいよね。
来年も「市民の夢応援プロジェクト」継続する予定ですので、
エントリーお願いします!




2016年08月05日
安里繁信のしげ脳vol.316「新しい沖縄の代表」
安里繁信のしげ脳vol.316「新しい沖縄の代表」

幸喜)
先の参議院議員選挙で沖縄出身の歌手、
今井絵理子さんが当選しましたね。
安里)
うん、全国比例区から立候補して
30万票を超える得票数で上位当選を果たされてましたね。
沖縄出身者が
国政の場で活躍することは
大いに歓迎したいところですし、
期待もしたいなと思うんです。
今井絵理子さん紹介ムービー
幸喜)
会長も選挙期間、応援されてましたね。
安里)
うん、僕は沖縄県内では島尻安伊子さんを応援していたので、
今井絵理子さんに関しては応援できなかったから
他県の友人、知人に投票の声かけをさせていただきました。

幸喜)
え?どういうことですか??
安里)
選挙っていうのは
戦術がありますから、
例えば今回の参議院議員選挙でいうと、
自公連立の中で比例区と選挙区の約束事があるんです。
つまり公明党さんは、選挙区において
公明党の票を島尻安伊子さんに回すから
その代わりに比例区で自民党の票は公明党のアキノ先生に、
という選挙協力があるわけです。
だから僕がその枠組みを無視して沖縄県内で
今井絵理子さんの応援をすることはできないよ、と。
幸喜)
なるほど!!だから島尻安伊子さんの選挙カーにも
アキノさんののぼりが立ってたんですね~。
安里)
そうそう、セット戦術になってるので
僕らだけその方針と違う動きをすると
混乱を招いて、どちらにも迷惑をかけてしまう。
だから僕は沖縄で応援できない分、
全国の仲間たちに声かけさせていただきました。
幸喜)
なるほど、私はSPEEDど真ん中世代で
全曲歌えるんですが(笑)
立候補と聞いて驚きました。
会長が見た印象はどうでしたか?
安里)
以前、彼女に本当に政治家やるのか?と聞いたことがあって。
「はい、もう天命だと思っています」
とはっきり答えてくれたんです。
10代から大きなステージに立ってきた方だけに
歌手としての今井絵理子を応援してくれてる方から
嫌がられることもあるけれど、どんな批判も甘んじて受けると。
その潔さと大らかさと芯の強さを感じたので
この方はもしかしたら
すごい政治家になるんじゃないかな、と期待しています。
幸喜)
政治家の方は絶対どこかしらから批判されちゃいますもんね、
肝がすわってないとできないと感じます。
今井さんは年齢も近いので、
ビビリな私はすごいなと思って見てました。
安里)
政治家って批判される仕事じゃないですか、
かといって誰も褒めてくれないし。
勝手なことを言うのが世の中ですから、
それを分かった上で出馬しないと
誰のために何のために政治をするのか分からなくなっちゃうし。
実際、彼女の支持層を目の当たりにして驚いたんですが
単に有名人だからっていうだけじゃなくて、
障害者の方が多く集まって真剣に演説を聞いてましたよ。
彼女の根っこにあるのは息子さんの存在で、
耳が聞こえない障害を持って生まれた子でしょう。
その障害を持った子を
育てる中で感じる不安や不信を
政治で変えていきたいという想いは、
ものすごくピュア。
それって誰も否定できないと思うんですよ。
その姿に僕はすごく感動したし、
街頭演説に応援に来てる方もね
動員とかじゃなくて耳が聞こえない方とか障害者の方が
泣きながら手話で会話してる様子を見てると
僕らも泣けてくるわけよ。
幸喜)
そういう方にとってはすごく希望ですね。
安里)
希望だよ~!
息子さんが生まれた時は落ち込んだそうだけど
それを救ってくれたのも、
同じように障害を持つ子の親なんだって。
だから息子の前では笑っていたいと言っていたよ。
彼女みたいな存在をみんなで育てていくのも大事じゃないかな。
幸喜)
沖縄出身であれだけ若い方ですもんね、
活動を見守りたいです。
安里)
そうだね。
今井氏に限らず、
もっと若い子が
立候補するといいと思うんです。
僕は東京から立候補した三宅洋平さんも好きで。
彼のスピーチは共感できるところがいっぱいあるし、
誰かを批判しないじゃないですか。
政党の枠組みって大事だけど、
これからは、それだけじゃない気がするんだよね。
だから落選したけど彼が出たことに意義があると思う。
幸喜)
彼が3年前に初めて立候補した時も、
「自分に入れて」と言うんじゃなくて
「誰でもいいから投票しよう」と訴えてたのが印象的でした。
みんな勝ちたいから、普通は「自分に入れて」と言っちゃいますよね。
安里)
政治をもっと広く国民全体が
関心を持つようにするためには
ああいう、今までになかったような方が出てくるのを
否定しちゃいけないと思うし
これからの変化、体動の予感として受け止めて
関心を寄せていくことが大事だよね。
政治って、国づくり街づくりのための
手法でしかないので
相手を罵倒したり下げずんだりするんじゃなくてね、
それぞれが未来志向で、
対立候補でも
「あの人も国の未来を考えてるんだな」と
尊重しあえる世の中であって欲しい。
幸喜)
私の周りにもfacebookに政治の記事はあげにくいという方が多くて
そういう雰囲気は変えたいと思いますね。
安里)
レッテル貼りをする方が多いじゃないですか。
この候補や党を応援してる人はこんな人、っていう風に。
幸喜)
あなたは右ね、左ね、という風に区別しがちですが
それは単純すぎると感じますね。
安里)
そうだよなぁ。
自民党を応援したら戦争支持者だ、とかね。
子供を持つ親で戦争したい人なんて誰もいないんだから。
本当の意味での
民主主義は何かって言うと、
勝ったら勝ったで
負けた方の声にも耳を傾けることだと思う。
幸喜)
そこがまだまだ日本人は未熟な気がしますね。
安里)
一般化はできないかもしれないけど、
メディアは論調を○か×かに
持って行きたがるような傾向があると思うんです。
でも○×だけで判断できない△だって多くあるし、
□があるかもしれない。
白黒だけで決められちゃう先に
未来はないと思うんだよね。
○の部分と×の部分、△や□も含めて
自分の意見や考えに近い人、
そして何かやってくれそうな
期待値みたいなものをひっくるめて
判断できなきゃならないんだろうと思っています。
現状はレッテルや先入観を排除した
選挙になっているのかなぁ、と疑問なんです。
だから今井氏に限らず、三宅氏にとどまらず、
いろんな可能性を持った方が
国のために、地域のために
立ち上がることを願っています。
幸喜)
そうですね。
ちなみに、政治に関するオススメの本はありますか?
全然わからないので勉強したくて。
安里)
なんだ、朝子も立候補か!?
幸喜)
いえ、私は臆病なチキン野郎なので
やめておきます(笑)




幸喜)
先の参議院議員選挙で沖縄出身の歌手、
今井絵理子さんが当選しましたね。
安里)
うん、全国比例区から立候補して
30万票を超える得票数で上位当選を果たされてましたね。
沖縄出身者が
国政の場で活躍することは
大いに歓迎したいところですし、
期待もしたいなと思うんです。
今井絵理子さん紹介ムービー
幸喜)
会長も選挙期間、応援されてましたね。
安里)
うん、僕は沖縄県内では島尻安伊子さんを応援していたので、
今井絵理子さんに関しては応援できなかったから
他県の友人、知人に投票の声かけをさせていただきました。

幸喜)
え?どういうことですか??
安里)
選挙っていうのは
戦術がありますから、
例えば今回の参議院議員選挙でいうと、
自公連立の中で比例区と選挙区の約束事があるんです。
つまり公明党さんは、選挙区において
公明党の票を島尻安伊子さんに回すから
その代わりに比例区で自民党の票は公明党のアキノ先生に、
という選挙協力があるわけです。
だから僕がその枠組みを無視して沖縄県内で
今井絵理子さんの応援をすることはできないよ、と。
幸喜)
なるほど!!だから島尻安伊子さんの選挙カーにも
アキノさんののぼりが立ってたんですね~。
安里)
そうそう、セット戦術になってるので
僕らだけその方針と違う動きをすると
混乱を招いて、どちらにも迷惑をかけてしまう。
だから僕は沖縄で応援できない分、
全国の仲間たちに声かけさせていただきました。
幸喜)
なるほど、私はSPEEDど真ん中世代で
全曲歌えるんですが(笑)
立候補と聞いて驚きました。
会長が見た印象はどうでしたか?
安里)
以前、彼女に本当に政治家やるのか?と聞いたことがあって。
「はい、もう天命だと思っています」
とはっきり答えてくれたんです。
10代から大きなステージに立ってきた方だけに
歌手としての今井絵理子を応援してくれてる方から
嫌がられることもあるけれど、どんな批判も甘んじて受けると。
その潔さと大らかさと芯の強さを感じたので
この方はもしかしたら
すごい政治家になるんじゃないかな、と期待しています。
幸喜)
政治家の方は絶対どこかしらから批判されちゃいますもんね、
肝がすわってないとできないと感じます。
今井さんは年齢も近いので、
ビビリな私はすごいなと思って見てました。
安里)
政治家って批判される仕事じゃないですか、
かといって誰も褒めてくれないし。
勝手なことを言うのが世の中ですから、
それを分かった上で出馬しないと
誰のために何のために政治をするのか分からなくなっちゃうし。
実際、彼女の支持層を目の当たりにして驚いたんですが
単に有名人だからっていうだけじゃなくて、
障害者の方が多く集まって真剣に演説を聞いてましたよ。
彼女の根っこにあるのは息子さんの存在で、
耳が聞こえない障害を持って生まれた子でしょう。
その障害を持った子を
育てる中で感じる不安や不信を
政治で変えていきたいという想いは、
ものすごくピュア。
それって誰も否定できないと思うんですよ。
その姿に僕はすごく感動したし、
街頭演説に応援に来てる方もね
動員とかじゃなくて耳が聞こえない方とか障害者の方が
泣きながら手話で会話してる様子を見てると
僕らも泣けてくるわけよ。
幸喜)
そういう方にとってはすごく希望ですね。
安里)
希望だよ~!
息子さんが生まれた時は落ち込んだそうだけど
それを救ってくれたのも、
同じように障害を持つ子の親なんだって。
だから息子の前では笑っていたいと言っていたよ。
彼女みたいな存在をみんなで育てていくのも大事じゃないかな。
幸喜)
沖縄出身であれだけ若い方ですもんね、
活動を見守りたいです。
安里)
そうだね。
今井氏に限らず、
もっと若い子が
立候補するといいと思うんです。
僕は東京から立候補した三宅洋平さんも好きで。
彼のスピーチは共感できるところがいっぱいあるし、
誰かを批判しないじゃないですか。
政党の枠組みって大事だけど、
これからは、それだけじゃない気がするんだよね。
だから落選したけど彼が出たことに意義があると思う。
幸喜)
彼が3年前に初めて立候補した時も、
「自分に入れて」と言うんじゃなくて
「誰でもいいから投票しよう」と訴えてたのが印象的でした。
みんな勝ちたいから、普通は「自分に入れて」と言っちゃいますよね。
安里)
政治をもっと広く国民全体が
関心を持つようにするためには
ああいう、今までになかったような方が出てくるのを
否定しちゃいけないと思うし
これからの変化、体動の予感として受け止めて
関心を寄せていくことが大事だよね。
政治って、国づくり街づくりのための
手法でしかないので
相手を罵倒したり下げずんだりするんじゃなくてね、
それぞれが未来志向で、
対立候補でも
「あの人も国の未来を考えてるんだな」と
尊重しあえる世の中であって欲しい。
幸喜)
私の周りにもfacebookに政治の記事はあげにくいという方が多くて
そういう雰囲気は変えたいと思いますね。
安里)
レッテル貼りをする方が多いじゃないですか。
この候補や党を応援してる人はこんな人、っていう風に。
幸喜)
あなたは右ね、左ね、という風に区別しがちですが
それは単純すぎると感じますね。
安里)
そうだよなぁ。
自民党を応援したら戦争支持者だ、とかね。
子供を持つ親で戦争したい人なんて誰もいないんだから。
本当の意味での
民主主義は何かって言うと、
勝ったら勝ったで
負けた方の声にも耳を傾けることだと思う。
幸喜)
そこがまだまだ日本人は未熟な気がしますね。
安里)
一般化はできないかもしれないけど、
メディアは論調を○か×かに
持って行きたがるような傾向があると思うんです。
でも○×だけで判断できない△だって多くあるし、
□があるかもしれない。
白黒だけで決められちゃう先に
未来はないと思うんだよね。
○の部分と×の部分、△や□も含めて
自分の意見や考えに近い人、
そして何かやってくれそうな
期待値みたいなものをひっくるめて
判断できなきゃならないんだろうと思っています。
現状はレッテルや先入観を排除した
選挙になっているのかなぁ、と疑問なんです。
だから今井氏に限らず、三宅氏にとどまらず、
いろんな可能性を持った方が
国のために、地域のために
立ち上がることを願っています。
幸喜)
そうですね。
ちなみに、政治に関するオススメの本はありますか?
全然わからないので勉強したくて。
安里)
なんだ、朝子も立候補か!?
幸喜)
いえ、私は臆病なチキン野郎なので
やめておきます(笑)



